discardSupportVectors
クラス: classreg.learning.regr.CompactRegressionSVM, RegressionSVM
名前空間: classreg.learning.regr
線形サポート ベクター マシン (SVM) 回帰モデルのサポート ベクターを破棄
構文
mdlOut = discardSupportVectors(mdl)
説明
は、学習済みの線形サポート ベクター マシン (SVM) 回帰モデル mdlOut
= discardSupportVectors(mdl
)mdlOut
を返します。このモデルは学習済みの線形 SVM 回帰モデル mdl
に似ていますが、次の点が異なります。
Alpha
およびSupportVectors
プロパティは空 ([]
) になります。mdlOut
を表示すると、Alpha
プロパティではなくBeta
プロパティが表示されます。
入力引数
出力引数
例
ヒント
学習済みの線形 SVM 回帰モデルの場合、SupportVectors
プロパティは nsv 行 p 列の行列になります。nsv はサポート ベクターの数 (最大で学習標本のサイズ)、p は予測子変数の数です。いずれかの予測子がカテゴリカルである場合、すべてのカテゴリカル予測子レベルに対応するために必要なダミー変数の数が p に含まれます。Alpha
プロパティは、要素が nsv 個あるベクトルです。
多くの観測値または事例が含まれている複雑なデータ セットの場合、SupportVectors
および Alpha
プロパティが大きくなる可能性があります。しかし、Beta
プロパティは要素が p 個のベクトルなので、大幅に小さくなる可能性があります。predict
および resubPredict
メソッドでは Beta
を使用して予測応答を計算するので、サポート ベクターを破棄した場合でも、学習済みの SVM 回帰モデルを使用して応答値を予測できます。
学習済みの線形 SVM 回帰モデルに多数のサポート ベクターが含まれている場合は、discardSupportVectors
を使用して、学習済みの SVM 回帰モデルが消費するディスク領域の量を減らしてください。サポート ベクター行列のサイズを表示するには、「size(mdlIn.SupportVectors)
」と入力します。
アルゴリズム
predict
と resubPredict
では、次の式を使用して応答値を推定します。
ここで
β は、
mdl.Beta
として格納されるベータの値です。β0 は、
mdl.Bias
として格納されるバイアスの値です。X
は、学習データです。S
は、mdl.KernelParameters.Scale
として格納されるカーネル スケールの値です。
このようにすると、サポート ベクターを破棄した後でも、mdl.Beta
の値を使用して予測を行うことができます。