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resume
アンサンブル回帰モデルの学習の再開
説明
例
追加サイクルによるアンサンブル回帰の学習
アンサンブル回帰に 50 サイクル学習をさせ、アンサンブルにさらに数サイクル学習をさせた後で再代入誤差を比較します。
carsmall
データ セットを読み込み、排気量、馬力および車両重量を予測子として選択します。
load carsmall
X = [Displacement Horsepower Weight];
アンサンブル回帰に 50 サイクル学習をさせ、再代入誤差を調べます。
ens = fitrensemble(X,MPG,NumLearningCycles=50); L = resubLoss(ens)
L = 0.5563
さらに 50 サイクル学習をさせ、新しい再代入誤差を調べます。
ens = resume(ens,50); L = resubLoss(ens)
L = 0.3463
新しいアンサンブルでは、元のアンサンブルより再代入誤差が小さくなっています。
入力引数
ens
— アンサンブル回帰モデル
RegressionEnsemble
モデル オブジェクト
アンサンブル回帰モデル。fitrensemble
で学習させた RegressionEnsemble
モデル オブジェクトとして指定します。
nlearn
— 追加学習サイクル数
正の整数
ens
の追加学習サイクル数。正の整数として指定します。
データ型: double
| single
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後ろにする必要がありますが、ペアの順序は関係ありません。
R2021a より前では、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: resume(ens,10,NPrint=5,Options=statset(UseParallel=true))
は、ens
の学習を追加で 10 サイクル行い、resume
で 5 個の弱学習器の学習が完了するたびにコマンド ラインにメッセージを表示し、計算を並列に実行するように指定します。
NPrint
— 出力頻度
"off"
(既定値) | 正の整数
出力頻度。正の整数 m
または "off"
として指定します。resume
は、m
個の弱学習器の学習が完了するたびにコマンド ラインにメッセージを表示します。"off"
を指定した場合、resume
で弱学習器の学習が完了してもメッセージは表示されません。
例: NPrint=5
データ型: single
| double
| char
| string
Options
— 並列計算と乱数ストリーム設定のオプション
構造体
並列計算と乱数ストリーム設定のオプション。構造体として指定します。statset
を使用して Options
構造体を作成します。
メモ
並列計算を行うには、Parallel Computing Toolbox™ が必要です。
resume
では元の学習に使用したものと同じ並列オプションを使用できます。必要に応じて、引数 Options
を使用して並列オプションを変更します。次の表に、オプションのフィールドとその値を示します。
フィールド名 | 値 | 既定の設定 |
---|---|---|
UseParallel | 並列計算する場合は、この値を | false |
UseSubstreams | 再現可能な方法で計算を実行する場合は、この値を 再現性のある計算を行うには、 | false |
Streams | RandStream オブジェクトまたはそのようなオブジェクトの cell 配列としてこの値を指定します。UseParallel の値が true でなく、UseSubstreams の値も false でない場合、単一オブジェクトを使用します。この場合は、並列プールと同じサイズの cell 配列を使用します。 | Streams を指定しないと、resume には既定のストリームが使用されます。 |
デュアルコア以上のシステムの場合、resume
では Intel® スレッディング ビルディング ブロック (TBB) を使用して学習を並列化します。したがって、UseParallel
オプションを true
に設定しても、単一のコンピューターではそれほど大きな速度の向上は得られないことがあります。Intel TBB の詳細については、https://www.intel.com/content/www/us/en/developer/tools/oneapi/onetbb.htmlを参照してください。
例: Options=statset(UseParallel=true)
データ型: struct
拡張機能
自動並列サポート
Parallel Computing Toolbox™ を使用して自動的に並列計算を実行することで、コードを高速化します。
resume
は、名前と値の引数 'Options'
を使用した並列学習をサポートします。オプションは、options = statset('UseParallel',true)
のように、statset
を使用して作成します。並列アンサンブル学習では、名前と値の引数 'Method'
を 'Bag'
に設定する必要があります。並列学習は 'Bag'
の既定のタイプである木学習器にのみ使用できます。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
この関数は、GPU 配列を完全にサポートします。詳細は、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2011a で導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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