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clone

Stateflow チャートの操作点のコピー

構文

newOp = clone(op)

説明

newOp = clone(op) は、Stateflow^® チャートの操作点 op のコピーを作成します。

例

操作点のコピー

1. sf_car モデルを開きます。

   openExample("sf_car")

   このモデルの詳細については、Model a Car with Automatic Transmissionを参照してください。

2. 最終の操作点を保存するようにモデルを設定します。[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスを開き、[データのインポート/エクスポート] ペインで次を行います。

   1. [最終状態] を選択し、操作点の名前を入力します。この例では、xFinal を使用します。

   2. [最終の操作点を保存] を選択します。

   3. [OK] をクリックします。

3. このシミュレーション セグメントの終了時間を設定します。[シミュレーション] タブで、[終了時間] を 10 に設定します。

4. シミュレーションを実行します。

5. shift_logic チャートの操作点情報を含む Stateflow.op.BlockOperatingPoint オブジェクトにアクセスします。

   blockpath = "sf_car/shift_logic";
   op = get(xFinal,blockpath);

6. gear_state ステートの操作点情報を含む Stateflow.op.OperatingPointContainer オブジェクトにアクセスします。

   op.gear_state

   ans = 
   
   State: "gear_state"    (handle)    (active)
     Path:     sf_car/shift_logic/gear_state
   
     Contains:
   
       + first          "State (OR)"                 
       + fourth         "State (OR)"                 
       + second         "State (OR)"         (active)
       + third          "State (OR)"                 
   

   操作点は、サブステート second がアクティブであることを示します。

7. 操作点のコピーを作成します。

   newOp = clone(op);

8. gear_state のアクティブなサブステートを変更することにより、新しい操作点を変更します。

   setActive(newOp.gear_state.first)

9. 変更した操作点において、サブステート first がアクティブであることを確認します。

   newOp.gear_state

   ans = 
   
   State: "gear_state"    (handle)    (active)
     Path:     sf_car/shift_logic/gear_state
   
     Contains:
   
       + first          "State (OR)"         (active)                 
       + fourth         "State (OR)"                 
       + second         "State (OR)"
       + third          "State (OR)"                 
   

10. 元の操作点において、サブステート second がアクティブであることを確認します。

    op.gear_state

    ans = 
    
    State: "gear_state"    (handle)    (active)
      Path:     sf_car/shift_logic/gear_state
    
      Contains:
    
        + first          "State (OR)"                 
        + fourth         "State (OR)"                 
        + second         "State (OR)"         (active)
        + third          "State (OR)"                 
    

入力引数

op — チャートの操作点

Stateflow.op.BlockOperatingPoint オブジェクト

Stateflow チャートの操作点。Stateflow.op.BlockOperatingPoint オブジェクトとして指定します。

出力引数

newOp — 操作点のコピー

Stateflow.op.BlockOperatingPoint オブジェクト

操作点のコピー。Stateflow.op.BlockOperatingPoint オブジェクトとして返されます。

バージョン履歴

R2009b で導入

参考

オブジェクト

• Stateflow.op.BlockOperatingPoint

トピック

• Stateflow チャートの操作点の保存と復元