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createInputDataFile

クラス: sltest.testmanager.TestCase
名前空間: sltest.testmanager

テスト ケースの入力信号データの基礎としてファイルを作成

説明

input = createInputDataFile(tc,file) は、テスト ケースの入力ファイルを作成します。このファイルには、テスト ケース tc に指定されたモデルの入力ブロックに基づく信号が含まれます。時間と信号データは、Microsoft® Excel® に入力するか、または MAT ファイルの場合はテスト マネージャーの信号エディターを使用して入力します。

テスト マネージャーで Microsoft Excel ファイルに使用されるファイル形式の詳細については、Input, Baseline, and Parameter Override Test Case Data Formats in Excelを参照してください。

input = createInputDataFile(tc,file,Name,Value) は、1 つ以上の Name,Value ペアの引数で指定した追加引数を使用します。

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この例では、Excel® ファイル形式を使用して、テスト ケースの入力ファイル テンプレートを作成する方法を示します。テンプレートのシートに Optics という名前を付けます。ファイルを作成すると、テスト ケースの入力としても追加されます。ファイルを作成したら、編集して、信号データを取り込みます。

load_system("sltestExcelExample.slx")

tf = sltest.testmanager.TestFile("Excel Input Test File");
ts = createTestSuite(tf,"Excel Test Suite");
tc = createTestCase(ts,"baseline","Excel Input Test Case");

setProperty(tc,"Model","sltestExcelExample");

input = createInputDataFile(tc,"myexcel.xlsx","Sheet","Optics");

入力引数

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テンプレート入力ファイルを作成するテスト ケース。sltest.testmanager.TestCase オブジェクトとして指定します。

作成する MAT ファイルまたは Microsoft Excel の名前とパス。文字ベクトルとして指定します。

メモ

生成された Excel ファイルには、最後の次元を除いて、ゼロ値を含むセルは書き込まれません。これは、MATLAB 言語ではゼロは暗黙的であるためです。string データの場合は空の string が書き込まれ、列挙データの場合は既定値が書き込まれます。この方法により、Excel ファイルの読み取りと書き込みのパフォーマンスが向上します。

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'Sheet','mysheet','Range','C1:F10','CreateIterations',false

MAT ファイルおよび Microsoft Excel ファイルのペア

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入力からテーブルによる反復を作成するオプション。boolean として指定します。

例: 'CreateIterations',false

Microsoft Excel ファイルのみのペア

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新しい Excel ファイルのシートに付ける名前。文字ベクトルとして指定します。

例: 'Sheet','testinputs'

シート内の入力を追加するセルの範囲。文字ベクトルとして指定します。'Range''Sheet' も指定する場合にのみ指定できます。

例: 'Range','B2:C30'

出力引数

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テスト入力。sltest.testmanager.TestInput オブジェクトとして返されます。

バージョン履歴

R2018a で導入