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captureBaselineCriteria

クラス: sltest.testmanager.TestCase
名前空間: sltest.testmanager

ベースライン基準を取得してテスト ケースに追加

構文

baseline = captureBaselineCriteria(tc,file,append)
baseline = captureBaselineCriteria(tc,file,append,Name,Value)

説明

baseline = captureBaselineCriteria(tc,file,append) は、テスト対象システムを実行し、ベースライン基準セットを MAT ファイル、シミュレーション データ インスペクター (SDI) MLDATX ファイル、または Microsoft® Excel® ファイルとして取得します。関数はベースライン基準オブジェクト sltest.testmanager.BaselineCriteria を返します。この関数は、テスト タイプがベースライン テスト ケースの場合にのみ使用します。

メモ

モデルに複数のバリアント サブシステムがある場合は、1 つのベースラインを再利用するのではなく、バリアント サブシステムごとに独立したベースラインを取得します。

baseline = captureBaselineCriteria(tc,file,append,Name,Value) は、1 つ以上の Name,Value ペアの引数で指定した追加オプションを使用します。

入力引数

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ベースライン基準を取得するテスト ケース。sltest.testmanager.TestCase オブジェクトとして指定します。

ベースライン基準ファイルのファイルとパス名。文字ベクトルとして指定します。MAT ファイル、シミュレーション データ インスペクター MLDATX ファイル、または Microsoft Excel ファイルを指定できます。

例: 'C:\MATLAB\baseline_API.mat'

ベースライン基準が既に存在する場合に基準を追加します。boolean として指定します。boolean が true の場合は既存の基準に追加され、false の場合は既存の基準が置き換えられます。

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'Sheet','mysheet','Range','C1:F10'

MAT ファイル、シミュレーション データ インスペクター (SDI) .mldatx ファイル、および Microsoft Excel ファイルのペア

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ベースライン データを取得する Simulink リリース。文字ベクトルまたは string 配列として指定します。基本設定で指定されているリリースを使用します。詳細については、sltest.testmanager.getprefおよびsltest.testmanager.setprefを参照してください。

例: 'Release','R2017a'

テスト ケース反復のベースライン データを取得するかどうか。boolean として指定します。

例: 'CaptureForIterations',true

Microsoft Excel ファイルのみのペア

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ベースライン基準を取得するシートの名前。文字ベクトルまたは string 配列として指定します。

例: 'Sheet','testinputs'

ベースライン基準を取得するセルの範囲。文字ベクトルまたは string 配列として指定します。'Range''Sheet' も指定する場合にのみ指定できます。

例: 'Range','B2:C30'

出力引数

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テスト ケースに追加されるベースライン基準。sltest.testmanager.BaselineCriteria オブジェクトとして返されます。

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% Open the model for this example
openExample('sldemo_absbrake');

% Create the test file, test suite, and test case structure
tf = sltest.testmanager.TestFile('API Test File');
ts = createTestSuite(tf,'API Test Suite');
tc = createTestCase(ts,'baseline','Baseline API Test Case');

% Remove the default test suite
tsDel = getTestSuiteByName(tf,'New Test Suite 1');
remove(tsDel);

% Assign the system under test to the test case
setProperty(tc,'Model','sldemo_absbrake');

% Capture the baseline criteria
baseline = captureBaselineCriteria(tc,'baseline_API.mat',true);

バージョン履歴

R2015b で導入