選択したブロックに対する要件の詳細の表示

Simulink^® ブロックにリンクされた要件がある場合、[要件マネージャー] アプリを使って要件の詳細を Simulink キャンバスに表示することができます。

リンクをもつブロックの特定

[要件マネージャー] アプリを使用して、リンクをもつブロックを特定できます。Simulink の [アプリ] タブで、[要件マネージャー] を開きます。関連する外向きリンクをもつブロックには要件バッジ () が付いています。[要件] タブで [リンクの強調表示] をクリックすると、関連する外向きリンクをもつブロックを強調表示することもできます。

設定の構成

Simulink キャンバスに要件の詳細を表示できるように [要件マネージャー] で設定を構成するには、以下を行います。

[要件] タブで、[レイアウト] 、 [要件ブラウザー] および [レイアウト] 、 [プロパティインスペクター] が選択されていることを確認します。
[要件] ペインの [表示] ドロップダウンメニューで、[要件] を選択します。

要件の詳細の表示

関連する外向きリンクをもつブロックを特定したら、ブロックを選択して、そのブロックにリンクされた要件があるかどうかを確認できます。ブロックを選択すると、すべての外向きリンク先の概要が、[プロパティインスペクター] の [情報] タブにある [リンク] に表示されます。リンクされた要件は、 (slreq.Requirement オブジェクト)、 (slreq.Reference オブジェクト、またはサードパーティ製アプリケーション内の要件への直接リンク)、または (ロックを解除された slreq.Reference) など、要件の概要の横に表示されるアイコンによって特定できます。

要件の詳細を表示するには、[情報] タブで要件リンクをクリックします。要件が Requirements Toolbox™ に保存されている場合、[要件] ペインはリンクされた要件までスクロールし、その要件は強調表示されます。ブロックに含まれているリンクされた要件が 1 つだけのときに、そのブロックを選択すると、[要件] ペインはその要件まで自動的にスクロールし、その要件は強調表示されます。

[要件] ペインで、強調表示された要件を選択します。[プロパティインスペクター] に要件の詳細が表示されます。

メモ

Simulink ブロックがサードパーティ製アプリケーション内の要件にリンクされている場合、要件の詳細を Simulink 内で直接表示することはできません。[情報] タブで要件の概要をクリックすると、ソースドキュメントがサードパーティ製アプリケーションで開きます。

要件の注釈の作成

注釈を使用すると、要件の詳細を簡単に表示し、リンクされた要件を呼び出すことができます。Simulink ブロック上の要件バッジ () をクリックして外向きリンクを表示します。注釈を作成するには、以下を行います。

Simulink ブロック上の要件バッジ () をクリックして、リンクされた要件を表示します。
要件リンクの横にある [表示] をクリックして、Simulink キャンバスに注釈を追加します。注釈には、要件 ID、要件の概要、およびリンクタイプが表示されます。注釈をダブルクリックすることにより、要件の説明の表示と非表示を切り替えることができます。
注釈をクリックします。[プロパティインスペクター] に、追加の要件詳細が表示されます。

サードパーティ製ツールに保存されている要件に対し注釈を作成することはできません。

参考

モデルから要件への移動