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要件リンクがあるモデルのコードの生成
ERT ターゲットに対して生成されたコードが要件を含むよう指定するには、次の手順に従います。
CodeRequirementsLinks
モデル例を開きます。コマンド ラインに「openExample('CodeRequirementsLinks.slx')
」と入力します。[モデル化] タブで、[モデル設定] をクリックします。
[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの左側のペインで、[コード生成] ペインを選択します。
[システム ターゲット ファイル] パラメーターを
ert.tlc
(ERT ベースのシステム ターゲット ファイル) に設定します。[コード生成] で [コメント] を選択します。
右側の [カスタム コメント] セクションで、[要件のブロック コメント化] チェック ボックスを選択します。
[コード生成] で、[レポート] を選択します。
[レポート] ペインで、次のオプションを選択します。
コード生成レポートを作成
レポートを自動的に開く
Ctrl+B キーを押してモデルをビルドします。
コード生成レポートで、
CodeRequirementsLinks.c
を開きます。Pulse Generator ブロック用のコード
clock
にスクロールします。そのブロックに関連付けられているコードのコメントには、そのブロックにリンクされている要件へのハイパーリンクがあります。リンク
Clock period shall be consistent with chirp tolerance
をクリックして、関連付けられている要件の HTML 要件ドキュメントを開きます。メモ
コード コメントの要件リンクをクリックすると、要件ドキュメントに対応したアプリケーションが開きます。ただし、要件ドキュメントが DOORS® モジュールの場合は "例外" となります。DOORS 要件を表示する場合は、コード コメント内のハイパーリンクをクリックする前に、DOORS ソフトウェアを起動してログインしてください。
生成されたコードへの要件情報の挿入
モデルのシミュレーションを実行して、要件に対するパフォーマンスを検証した後、組み込みリアルタイム アプリケーション用のコードをモデルから生成することができます。Embedded Coder® ソフトウェアは Embedded Real-Time (ERT) ターゲット用のコードを生成します。
モデルに要件へのリンクがある場合、Embedded Coder ソフトウェアにより要件リンクの情報がコード コメントに挿入されます。
たとえば、ブロックに要件リンクがある場合、そのブロックのコードが生成されます。そのブロックのコメント コードに、次の内容が挿入されます。
要件の説明
要件ドキュメントへのハイパーリンク。そのブロックに関連付けられた要件のリンクが含まれる。
メモ
組み込みリアルタイム アプリケーション用のコードを生成するには、Embedded Coder のライセンスを保有していなければなりません。
外部の SLMX ファイルを使用して要件リンクを保存する場合、生成されたコードに古いコメントが残らないように、コードを生成する前に、要件リンクにすべての変更を保存する必要があります。保存方法については、外部ストレージでの要件リンクの保存を参照してください。
生成されたコードのコメントには、要件の説明と、次の場所にある要件ドキュメントへのハイパーリンクが含まれます。
要件があるモデル オブジェクト | 要件リンクがあるコード コメントの場所 |
---|---|
モデル | メイン ヘッダー ファイル |
非バーチャル サブシステム | サブシステムの呼び出しサイト |
バーチャル サブシステム | 最も近い親の非バーチャル サブシステムの呼び出しサイト。バーチャル サブシステムに非バーチャルの親がない場合、要件の説明はモデルのメイン ヘッダー ファイル |
非サブシステム ブロック | ブロックの生成コード |
MATLAB Function ブロック内の MATLAB® コード行 | MATLAB コード行の生成コード |