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Function-Call Subsystem を使用したエクスポート関数モデルの解析
この例では、周期的な Function-Call Subsystem で構成されるモデルの解析方法を説明します。この例では、AUTOSAR モデル例 sldvExportFunction_autosar_multirunnables
を使用します。
1.sldvExportFunction_autosar_multirunnables
モデルを開きます。
open_system('sldvExportFunction_autosar_multirunnables');
2.テスト生成解析を実行するには、[Design Verifier] タブで [テストの生成] をクリックします。
[Simulink Design Verifier の結果の概要] ウィンドウには、スケジューラ モデル sldvExportFunction_autosar_multirunnables_SldvScheduler.slx
が作成されたことが示されます。スケジューラ モデルはsldvextract
を使用して生成することもできます。
このスケジューラ モデルは、MATLAB® Function ブロック _SldvExportFcnScheduler
で構成されています。モデルは周期的な Function-Call Subsystem で構成されているため、関数が周期的に呼び出されます。
この MATLAB® コードは、周期的な関数呼び出しの実行順序を指定しています。Runnable1
および Runnable2
は、時間間隔がどちらも 1
であるため、最初に実行されます。10
タイム ステップ後、Runnable3
が実行されます。
非周期的な Function-Call Subsystem で構成されているモデルの場合、スケジューラは追加の入力端子 FcnTriggerPort
で構成されます。FcnTriggerPort
の値は、タイム ステップ内で関数呼び出しを行うかどうかを示します。
たとえば、Runnable1
が非周期的な Function-Call Subsystem である場合、FcnTriggerPort
Inport ブロックでスケジューラ モデルが呼び出されます。このグラフィックスは、[タイミング凡例] ウィンドウと非周期的な関数呼び出しのスケジューラ モデルを示しています。
テスト生成解析後、[Simulink Design Verifier の結果の概要] ウィンドウには 7/7
のオブジェクティブが Satisfied
という結果が示されます。
3.テスト ケースをシミュレートしてカバレッジ レポートを生成するには、[Simulink Design Verifier の結果の概要] ウィンドウで [テストをシミュレートしてモデル カバレッジ レポートを生成] をクリックします。ソフトウェアによりテスト ケースがシミュレートされ、モデル カバレッジ情報が収集されてカバレッジ レポートが表示されます。
4.詳細な解析レポートを表示するには、[Simulink Design Verifier の結果の概要] ウィンドウで [HTML] をクリックします。
[解析情報] の章の [エクスポート関数解析のスケジュール] の節に、エクスポート関数を呼び出すスケジュールがリストされます。