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sldvchecksum

モデルのチェックサムを返す

R2021a 以降

説明

checksum = sldvchecksum(model) は、入力引数として渡されたモデルの checksum を返します。チェックサムは解析中のモデルの状態を表します。

checksum = sldvchecksum(system) は、指定したコンポーネントの systemchecksum を返します。コンポーネントの system は Atomic サブシステムまたは Model ブロックでなければなりません。

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モデルのチェックサムを計算し、更新したモデルのチェックサムと比較することができます。モデルのチェックサムを Simulink® Design Verifier™ の解析レポートで提供されるチェックサムと比較することもできます。

以下を使用して、このチェックサムを Simulink Design Verifier の解析レポートのチェックサムと比較します。

openExample('sldv/CruiseControlTestGenerationExample',...
'supportingFile', 'sldvdemo_cruise_control')
[checksum] = sldvchecksum('sldvdemo_cruise_control');

同じモデル sldvdemo_cruise_control を開いて変更を加えます。更新したモデルを保存します。前の手順を繰り返してチェックサムを計算し、元のモデルと更新されたモデルのチェックサムを比較します。

入力引数

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Simulink モデルへのハンドル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

例: sldvdemo_cruise_control

Simulink モデル内の Atomic サブシステムまたは Model ブロックへのハンドル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

出力引数

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モデルの 128 ビット チェックサム。文字ベクトルとして返されます。

制限

次の場合、モデルのチェックサムは変更されません。

  • モデルに MATLAB System ブロックが含まれており、MATLAB System ブロックが参照する System object™ のソース コードを変更している。

  • モデルのカスタム ブロック置換ルールを変更している。

メモ

内部変更により、単一のモデルのチェックサムが、異なる MATLAB® バージョンでは一致しない場合があります。

バージョン履歴

R2021a で導入