Stateflow でのモデル スライサーの使用
モデル スライサーの強調表示を使用すると、Stateflow® のチャートや表でロジックを視覚的に検証できます。シミュレーション時間枠の定義を行った後、モデル スライサーを使用して、選択した時間枠内でアクティブな Stateflow 要素を強調表示し、スライスします。
メモ
Stateflow のチャートまたは表で機能の依存関係を強調表示するときにシミュレーション時間枠の定義を行わない場合、モデル スライサーは、チャートまたは表のすべての要素がアクティブであるとみなします。モデル スライサーは、そのようなチャートや表の内容全体を強調表示します。
Stateflow 要素の動作を強調表示するモデル スライサー
モデル スライサーは、指定した時間枠内に実行された Stateflow 要素を強調表示します。たとえば、以下のようなものがあります。
指定した時間枠内にアクティブになったチャート。
指定した時間枠内に entry、exit または during のアクションが実行されたステート。
指定した時間枠内に子ステートが強調表示された親ステート。
指定した時間枠内に行われた遷移 (内部遷移、外部遷移、デフォルト遷移など)。遷移の条件は評価されているものの、遷移が行われない場合、モデル スライサーはその遷移を強調表示しません。
Stateflow 状態遷移表でのモデル スラーサーの使用
モデル スライサーは、Stateflow 状態遷移表の内容を直接は強調表示しません。状態遷移表で機能の依存関係を強調表示するには、状態遷移表の自動生成されたブロック線図を表示しなければなりません。[デバッグ] タブで、[自動チャートの表示] をクリックします。詳細については、状態遷移表の設計の検査 (Stateflow)を参照してください。
Stateflow でモデル スライサーを使用する場合のサポートの制限事項
Stateflow でモデル スライサーを使用する場合のサポートの制限事項については、Stateflow に関するモデル スライサーのサポートの制限事項を参照してください。
関連するトピック
- 機能の依存関係の強調表示
- 強調表示されたモデルの調整
- チャート シミュレーションのセマンティクス (Stateflow)