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プロジェクト内でのクローン検出カスタム スクリプトの実行
この例では、プロジェクト内で管理される一連の Simulink® モデル ファイルに対してクローンを検出するカスタム スクリプトを実行する方法を示します。カスタム スクリプトを作成すると、大規模なモデル化プロジェクトを整理および自動化するのに役立ちます。カスタム タスクの設定の詳細については、プロジェクトを使用したカスタム タスクの実行を参照してください。
この例では、Simulink プロジェクトのすべてのモデルでクローン検出を自動化するカスタム スクリプトを作成して実行する方法を示します。クローン検出の詳細については、クローン検出を使用したコンポーネント再利用の有効化を参照してください。
この例では、Airframe プロジェクトを使用して、複数のモデル全体でクローン検出がどのように機能するかを示します。
1.Airframe プロジェクトを開き、currentProject
を使用してプロジェクト オブジェクトを取得します。
sldemo_slproject_airframe; project = currentProject;
Building with 'Microsoft Visual C++ 2017 (C)'. MEX completed successfully.
2.Simulink.CloneDetection.Settings
クラスを使用して、クローン検出操作のオブジェクトを作成します。RootFolder
のパスを cloneDetectionSettings
オブジェクトに追加します。
cloneDetectionSettings = Simulink.CloneDetection.Settings(); cloneDetectionSettings.Folders = project.RootFolder;
3.クローンを検出するには、cloneDetectionSettings
オブジェクトを使用して関数Simulink.CloneDetection.findClones
を実行します。
cloneResults = Simulink.CloneDetection.findClones(cloneDetectionSettings);
4.関数Simulink.CloneDetection.highlightClone
を使用して、モデル内のサブシステム クローンを強調表示できます。
Simulink.CloneDetection.highlightClone(cloneResults, 'AnalogControl/Saturation Detection');
クローン結果は、Simulink.CloneDetection.Results
クラスのオブジェクトです。クローン結果を表示する方法の詳細については、プログラムによるサブシステム クローンの検出と置換を参照してください。