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クローン検出器
クローンを特定して置き換えることで、モデル内でモデルのリファクタリングやサブシステムの再利用を可能にする
説明
クローン検出器 は、同一のブロック タイプや接続をもつモデリング パターンであるクローンを特定して置き換えるツールです。このツールは、参照モデルの境界を越えてクローンを特定します。クローンをライブラリ リンクまたはサブシステム参照ブロックに置き換えることでモデルをリファクタリングできるため、コンポーネントを再利用できます。
クローン検出器のインターフェイスでは、クローンを特定して、リファクタリングする手順をステップごとに進めます。次のことが可能です。
- モデル内のクローンの再利用率にアクセスし、リファクタリングのメリットを判断する。 
- パラメーターの許容誤差を変更して、類似クローンと厳密クローンを特定する。 
- ベースライン サブシステムから、クローンの違いを特定する。 
- クローン検出結果のログにアクセスする。 
- Simulink® Test™ ライセンスを使用して、リファクタリングされたモデルと元のモデルの同一性を検証できる組み込みテスト マネージャーにアクセスする。 

モデル内でクローンを特定して置換するには、次を行います。
- モデル - TimerMemoryOptimizationを開きます。- openExample('TimerMemoryOptimization') 
- モデルを作業フォルダーに保存します。 
- [アプリ] タブで、[クローン検出器] をクリックします。 
- [クローン検出器] タブの [ビュー] セクションで、[ヘルプ] ペインを選択したり、[プロパティ] を選択して [検出されたクローン プロパティ] ペインを表示したり、[結果] を選択して、[クローン検出の結果とアクション] ペインを表示できます。 
- [クローンの検索] をクリックしてクローンを特定します。 
- [クローン検出の結果とアクション] ペインをクリックし、結果を参照して、特定されたクローンを表示します。 
- [クローンの置換] をクリックして、クローン グループを置き換えます。元のレイアウトのバックアップ モデルが保存されます。クローン検出のログの [元に戻す] ボタンをクリックすると、元のモデルに戻ります。 
- [同一性のチェック] をクリックすると、テスト マネージャーが開きます。これは、リファクタリングされたモデルが機能的に元のモデルと同一かどうかをテストします。 
クローン検出器 アプリを開く
[アプリ] ギャラリーの [クローン検出器] をクリックします。
例
バージョン履歴
R2019b で導入
