バリアント パラメーター バンクを使用したバリアント パラメーター値のコード内でのグループ化
この例では、バリアント パラメーターを同じバリアント パラメーター バンク (Simulink.VariantBank
) に追加することで生成コード内でグループ化する方法を示します。
バリアント パラメーター バンクを作成します。
EngineParams = Simulink.VariantBank(Name='EngineParams',Description='Engine parameters',... VariantConditions={'V == EngType.Small','V == EngType.Big'});
Simulink.VariantControl
クラスを使用してバリアント制御変数 V
を作成します。このオブジェクトの Value
プロパティではバリアント パラメーターのアクティブな値を選択でき、ActivationTime
プロパティではバリアントのアクティベーションのタイミングを指定できます。バリアント パラメーター バンクを使用するには、アクティベーションのタイミングが startup
に設定されている必要があります。この変数を使用して、バリアント パラメーターの選択値のバリアント条件式を指定します。
2 つのバリアント パラメーター オブジェクト K1
および K2
を作成し、バリアント パラメーター バンク EngineParams
に関連付けます。
バリアント パラメーター バンクの名前を使用して、Simulink.VariantVariable
オブジェクトの Bank
プロパティを設定します。生成コードで、同じ Bank
プロパティを共有する Simulink.VariantVariable
オブジェクトが同じ構造体にグループ化されます。
V = Simulink.VariantControl(Value=EngType.Small,ActivationTime='startup'); K1 = Simulink.VariantVariable(Choices={'V == EngType.Small',3,'V == EngType.Big',6},Bank='EngineParams'); K2 = Simulink.VariantVariable(Choices={'V == EngType.Small',[3, 6, 9],'V == EngType.Big',[5, 10, 15]},Bank='EngineParams');
バリアント パラメーター バンクのコード生成プロパティを追加で指定するには、Simulink.VariantBankCoderInfo
クラスを使用します。