Simulink エンジンと System object メソッドとの相互作用
System object メソッドにマッピングされる Simulink エンジン フェーズ
この図は、MATLAB System ブロックが Simulink® エンジンのコンテキスト内で System object™ メソッドを呼び出す順序のプロセス ビューを示しています。
次の点に注意してください。
Simulink は、シミュレーション中に各タイム ステップで
stepImpl
、outputImpl
およびupdateImpl
メソッドを複数回呼び出します。Simulink は通常、他のメソッドをシミュレーションごとに 1 回だけ呼び出します。Simulink エンジンは、伝播メソッドの使用中に、
isOutputFixedSizeImpl
、getDiscreteStateSpecificationImpl
、isOutputComplexImpl
、getOutputDataTypeImpl
、getOutputSizeImpl
を呼び出します。Simulink は、モデルの操作点、シミュレーション ステッパーおよび高速リスタートを保存および復元するために
saveObjectImpl
とloadObjectImpl
を呼び出します。既定の実装では、パブリック アクセスをもつすべてのプロパティ (
DiscreteState
を含む) が保存および復元されます。
参考
関連する例
- MATLAB System ブロック
- MATLAB System ブロックの実装
- フィードバック ループでの System object の使用
- Simulink の System object のトラブルシューティング