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Manual Variant Source ブロックと Manual Variant Sink ブロックを使用した信号のソースと接続先での変化の提供

この例では、インライン バリアント ブロックManual Variant SourceManual Variant Sinkの使用方法を示します。Manual Variant Source ブロックは、信号のソースに変化を提供します。このブロックは、2 つ以上の入力端子と 1 つの出力端子をもつスイッチです。各入力端子はバリアント選択に関連付けられます。シミュレーション中は、1 つの入力端子のみがアクティブになります。アクティブな入力端子により、アクティブなバリアント領域が決定します。同様に、Manual Variant Sink ブロックは信号の接続先に変化を提供します。このブロックは、2 つ以上の出力端子と 1 つの入力端子をもちます。シミュレーション中は 1 つの出力端子のみアクティブになることができます。またその端子に接続されているブロックがアクティブなバリアントを特定します。

モデルの確認

モデル slexVariantManualBlocks を開きます。

open_system('slexVariantManualBlocks');

このモデルには、Manual Variant Source と Manual Variant Sink の 2 つのインライン バリアント ブロックがあります。両方のブロックに、入力端子と出力端子それぞれの 2 つのバリアント領域があります。ブロックは、入力と出力とを結ぶ線を使用して現在アクティブなバリアントを示します。

アクティブなバリアントの切り替え

Manual Variant Source ブロックと Manual Variant Sink ブロックでバリアントの選択を変更するには、ブロックをダブルクリックします。ブロックをダブルクリックする代わりに、MATLAB® コマンド ウィンドウで次のコマンドを入力できます。

open_system([bdroot,'/Manual Variant Source']);
open_system([bdroot,'/Manual Variant Sink']);

ブロック パラメーターへのアクセス

Manual Variant Source ブロックまたは Manual Variant Sink ブロックでブロック パラメーターにアクセスするには、ブロックを右クリックして [マスク][マスク パラメーター] を選択します。Manual Variant Source ブロックの入力端子の数または Manual Variant Sink ブロックの出力端子の数を変更するには、[選択の数] パラメーターを使用します。

コード生成の動作

Simulink® は、モデルのコンパイル中にアクティブなバリアントを特定し、生成されたコードにはアクティブな選択だけが含まれます。

参考

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