モデル要素の名前とラベルの構成
モデル要素の名前を変更したり、非表示にしたり、信号線またはブロック上でその位置を変更したりできます。
In Bus Element ブロックと Out Bus Element ブロックには、ブロック名に加えてラベルもあります。ブロックが処理する要素のタイプに応じて、ラベルはバス、信号、またはメッセージを示します。

信号線のラベル付け
信号線にラベルを付けるには、信号線をダブルクリックして、ラベルを入力します。ラベルの名前付け要件については、信号名とラベルを参照してください。
既存の信号線ラベルを変更するには、ラベルをダブルクリックし、新しいラベルを入力します。
信号線ラベルの移動
既定では、信号線ラベルは水平の信号線の下、垂直の信号線の左に表示されます。ブロック名の場所を変更するには、信号線ラベルを信号線のいずれかの側にドラッグします。
ブロック名の変更
ブロックをモデルに追加すると、Simulink® エディターによってブロックに名前が付けられます。最初に追加されたブロックには、Gain などのライブラリ ブロック名が付けられます。その後のブロックには、ブロック名に番号が付加されます。新しいブロックが追加されるごとに番号がインクリメントされます (例: Gain1、Gain2 など)。これらの名前は "自動生成名" と呼ばれます。
メモ
名前が数値順 (Gain1、Gain2 など) に従っているブロックをコピーして貼り付けると、ASCII 文字の標準的な並べ替え順序規則に従った名前が作成されます。
ブロック名を変更するには、次のようにします。
ブロックを選択します。
ブロック名をダブルクリックします。
新しい名前を入力します。
ブロック名の非表示/表示
ブロック名は、表示されているときに編集できます。
既定では、モデルに追加する新しいブロックに対して Simulink エディターが割り当てる自動生成名は非表示になっています。自動生成名以外の名前は表示されます。たとえば、2 つ目の Gain ブロックをモデルに追加した場合、自動生成名 Gain2 は既定では非表示になります。ブロックの名前を変更すると、新しい名前が既定で表示されます。
ブロック名を一時的に表示するには、ブロックをポイントします。
メモ
ブロックをポイントすると、他のすべての設定に関係なく、ブロック名が一時的に表示されます。
ブロック名を永続的に表示するか非表示にするには、ブロックをクリックします。表示される省略記号 (…) をポイントします。展開された操作バーで、[ブロック名を表示]
または [ブロック名の非表示]
をクリックします。
自動生成名を持つすべてのブロックの表示/非表示を永続的に設定するには、1 つ以上のブロックを選択します。Simulink ツールストリップの [書式設定] タブの [ブロック レイアウト] セクションで、現在の設定に応じて [名前の自動表示]、[名前をオン]、または [名前をオフ] というラベルの付いたボタンをクリックします。
自動生成名を持つすべてのブロックのブロック名を表示するには、[モデル設定] セクションで [自動ブロック名の非表示] をクリアします。
自動生成名を持つすべてのブロックのブロック名を非表示にするには、[モデル設定] セクションで [自動ブロック名の非表示] をオンにします。
選択したブロック セットの表示/非表示を永続的に設定するには、代わりに [モデル設定] セクションの上にあるオプションのいずれかを選択します。
[名前をオン] を選択すると、[自動ブロック名の非表示] の設定に関係なく、自動生成名と非自動生成名が表示されます。
[名前をオフ] を選択すると、[自動ブロック名の非表示] の設定に関係なく、自動生成名と非自動生成名が非表示になります。
[名前の自動表示] を選択すると、自動生成名が既定の状態に戻ります。
ブロック名の移動
既定では、ブロック名は、端子が左右にあるブロックの場合は下、端子が上下にあるブロックの場合は左に表示されます。ブロック名の位置を変更するには、次のいずれかを実行します。
ブロック名をブロックの任意の側にドラッグする。
ブロックを選択し、[書式設定] タブで [ブロック名の表示位置を反転] をクリックする。