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同じ名前のモデルの比較

同じ名前のモデル ファイルを比較することができます。操作を完了するために、比較ツールはモデルの 1 つを一時フォルダーにコピーします。なぜなら、Simulink® は同じ名前の 2 つのモデルをメモリ内に同時にもつことはできないためです。比較ツールは、一方のモデルの読み取り専用のコピーを modelname_TEMPORARY_COPY という名前で作成し、結果の XML ファイルを比較します。

警告

レポートで強調表示を使用する場合、表示されるモデルの 1 つは新しい名前の一時コピーとなります。一時コピーは読み取り専用なので、失われる可能性のある変更が回避されます。

もしくは、どちらかのファイルの名前を変更するか、コピーすることで比較を実行できます。

比較しようとするときにモデルのどちらかが開かれている場合は、ダイアログ ボックスが表示されます。ここで [はい] をクリックしてファイルを閉じて続行するか、[いいえ] を選択して中止できます。比較ツールが同じ名前をもつ 2 つのモデルを比較する前に、開いているモデルを閉じなければなりません。読み込まれているモデルを閉じる必要があるという問題は、"優先順位の低いファイル" と呼ばれます。場合によっては、同じ名前をもつ別のモデルがメモリ内に存在する可能性があっても、表示からはわかりません。詳細については、優先順位の低いファイルを参照してください。

比較する際に、開いている同じ名前のモデルを自動的に閉じ、ダイアログを再度表示させないようにするには、次のコマンドを実行します。

opt = slxmlcomp.options
opt.setCloseSameNameModel(true) 
これは複数の MATLAB® セッション間で維持されます。既定の動作に戻して、開いているモデルを閉じるかどうか、毎回確認を促すには、以下を入力します。
opt = slxmlcomp.options
opt.setCloseSameNameModel(false)

プロジェクトから比較レポートを開く場合 (たとえば、[リビジョンと比較] を使用して)、プロジェクトは同じ名前のファイルを処理して、モデルを閉じるように促すことはありません。