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isOutputComplexImpl

出力端子の複素数/実数

構文

[cp_1,cp_2,...,cp_n] = isOutputComplexImpl(obj)

説明

[cp_1,cp_2,...,cp_n] = isOutputComplexImpl(obj) は、各出力端子が複素数データをもっているかどうかを返します。出力数は、getNumOutputs メソッドから返される値または stepImpl メソッドでリストされる出力引数の数と一致しなければなりません。

1 つの入力と 1 つの出力をもつ System object で入力と出力の実数/複素数を同じにする場合、このメソッドを実装する必要はありません。この場合、isOutputComplexImpl は入力と出力の実数/複素数が同じであると想定し、入力の実数/複素数を返します。

System object™ に 1 つを超えて入力または出力があるか、出力と入力の実数/複素数を別にする場合は、isOutputComplexImpl メソッドを実装して出力の実数/複素数を定義しなければなりません。また、出力の実数/複素数が入力の実数/複素数と異なる場合は、propagatedInputComplexity メソッドを使用しなければなりません。

実行時の詳細

Simulink® モデルのコンパイル中および伝播中、MATLAB System ブロックは isOutputComplex メソッドを呼び出してから isOutputComplexImpl メソッドを呼び出して出力の実数/複素数を決定します。

メソッドのオーサリングのヒント

  • このメソッドでは Access = protected と設定しなければなりません。

  • このメソッドでは、プロパティを変更することはできません。

入力引数

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オブジェクト固有のプロパティ、状態、およびメソッドへのアクセスに使用される System object ハンドル。isOutputComplexImpl メソッドがこのオブジェクトを使用しない場合、この入力を ~ で置き換えることができます。

出力引数

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特定の出力端子が複素数 (true) か、実数 (false) かを示す論理スカラー値。

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クラス定義ファイルで、System object からの出力が実数値であることを指定します。

methods (Access = protected)
   function c1 = isOutputComplexImpl(obj)
       c1 = false;
   end
end

バージョン履歴

R2013b で導入