指定不足のデータ型の既定値
説明
データ型の伝播時に信号のデータ型を Simulink® ソフトウェアによって推測できなかった場合に継承されたデータ型で使用する既定のデータ型を指定します。
カテゴリ: 数学とデータ型
設定
既定の設定: double
double
データ型の伝播中に指定不足のデータ型のデータ型を
double
に設定します。Simulink はdouble
を継承されたデータ型のデータ型として使用します。single
データ型の伝播中に指定不足のデータ型のデータ型を
single
に設定します。Simulink はsingle
を継承されたデータ型のデータ型として使用します。
ヒント
この設定は、シミュレーションとコード生成の両方に影響します。
単精度プロセッサをターゲットとする組み込み設計では、このパラメーターを
single
に設定して、double データ型が使用されるのを回避できます。モデル アドバイザーの [厳密な単精度の設計に対して問題のある演算を特定] チェックを使用して、モデルの倍精度の使用方法を特定します。
コマンド ライン情報
パラメーター: DefaultUnderspecifiedDataType |
値: 'double' | 'single'
|
既定の設定: 'double' |
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | 影響なし |
トレーサビリティ | 影響なし |
効率性 | single (ターゲット ハードウェアが効率的な single の計算に対応している場合) double (対応していない場合) |
安全対策 | 影響なし |
関連するトピック
- 指定不足のデータ型
- 単精度モデルの検証
- モデル コンフィギュレーション パラメーター: コード生成の最適化 (Simulink Coder)