全波ブリッジ整流器
この例では、120 VAC から 12 VDC に変換する変圧器の特定の負荷についてコンデンサのサイズを決定する方法を示します。このシステムは、理想的な AC 変圧器と全波ブリッジ整流器の組み合わせとしてモデル化されています。
変圧器の巻数比は 14 で、電源を 8.6 Vrms (つまりピークツーピーク電圧 8.6*sqrt(2) = 12 V) まで段階的に下げます。全波ブリッジ整流器とコンデンサの組み合わせでこれを DC に変換します。抵抗は典型的な負荷を表します。
指定されたサイズのコンデンサに対して、負荷抵抗が増大するにつれて DC 電圧のリップルが増加します。このモデルは、リップルの影響を評価する目的で、応用回路の駆動にも利用できます。
モデル

Scope からのシミュレーション結果

Simscape ログからのシミュレーション結果
プロット "Bridge Rectifier Voltages and Currents" は、AC 電圧がどのように DC 電圧に変換されるかを示します。濃い青のラインは、ブリッジのソース側の AC 電圧です。ダイオード ブリッジを流れる電流には 2 つの経路があります。ダイオード 1 および 4 とダイオード 2 および 3 で交互に現れるピークは、電圧の極性が変化しても、コンデンサに流れる電流が同じ方向に流れていることを示します。負荷電圧のリップルは、コンデンサの充電と放電に対応します。
