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生成される識別子の構成

汎用リアルタイム (GRT) ターゲットおよびラピッド シミュレーション (RSim) ターゲットでは、コード ジェネレーターは生成コード内に変数と関数の識別子を自動的に作成します。これらの識別子が表すものは次のとおりです。

  • Auto ストレージ クラスをもつ信号およびパラメーター

  • ユーザー定義でないサブシステム関数名

  • Stateflow® の名前

生成される識別子は、次の要素および次の順序で構成されます。

  • ルート モデル名

  • 識別子が表す Simulink® オブジェクトの名前

  • (オプション) 一意の名前マングリング テキスト

コード ジェネレーターは、生成される他の識別子との潜在的な競合を解決するために名前マングリング テキストを条件付きで生成します。生成された名前に対して [識別子の最大の長さ] パラメーターの値が小さすぎる場合、コード ジェネレーターはルート モデル名と Simulink オブジェクト名を切り捨てますが、名前マングリング テキストは切り捨てません。名前マングリング テキストに対して識別子の最大の長さが短すぎる場合、コード ジェネレーターはエラーを返します。このエラーを回避するための情報については、名前の競合を回避するために識別子の長さを指定するを参照してください。

コード ジェネレーターでは、生成コード言語のキーワードとして使用するために、特定の言葉が予約されています。[予約名] モデル コンフィギュレーション パラメーターを使用して、カスタム予約キーワードを指定できます。詳細については、予約キーワードを参照してください。

Embedded Coder® ライセンスをお持ちであれば、識別子の形式、マングルの長さ、スカラーのインライン パラメーターおよび Simulink データ オブジェクトの命名規則を制御するパラメーターを指定できます。詳細については、およびIdentifier Format Control (Embedded Coder)を参照してください。

名前の競合を回避するために識別子の長さを指定する

[識別子の最大の長さ] モデル コンフィギュレーション プロパティでは、関数、型定義、および変数名の文字数を制限できます。既定の設定は 31 文字です。これは、指定できる最小文字数でもあります。最大文字数は 256 文字です。

[識別子の最大の長さ] パラメーターの値が、モデル名および Simulink オブジェクト名を展開した後の全体が収まるほど大きくない場合、コード ジェネレーターは生成された識別子のそれらの文字列を切り捨てます。これを避けるために、次の項目を実行することをお勧めします。

  • モデルに同じ型のブロックが多数含まれる場合は、既定のブロック名を使用しない。

  • アトミックかつ再利用可能なサブシステムを使用する。

  • 生成される識別子の長さに合わせて [識別子の最大の長さ] パラメーターの値を増やす。

参考

関連する例

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