レポート生成オプションの選択
[レポート オプション] ダイアログ ボックス
レポートのレポート生成オプションを指定するには、レポート エクスプローラーで [レポート オプション] ダイアログ ボックスを使用します。[レポート オプション] ダイアログ ボックスは、アウトライン ビューでレポートを選択すると表示されます。
これらのオプションの既定値を設定するには、[Report Generator 基本設定] を使用します。詳細については、レポート生成基本設定を参照してください。
フォームベース レポートを作成している場合、代わりに [レポート フォーム オプション] ダイアログ ボックスを使用します。レポート フォームを参照してください。
レポート出力ファイルの場所
レポート ファイルを格納するフォルダーを選択します。そのフォルダーの書き込み権限が必要です。
フォルダー
レポート エクスプローラーの [レポート オプション] ダイアログ ボックスにある [ディレクトリ] フィールドを使用して、生成するレポート ファイルを格納するフォルダー名を指定します。書き込み権限のあるフォルダーを指定します。
次の表は、レポート ファイルの場所のオプションをまとめています。
フォルダー | オプション |
---|---|
レポート設定ファイルと同じフォルダー |
|
現在の作業フォルダー |
|
一時フォルダー |
|
別のフォルダー |
[参照] ボタン (...) を使用してディレクトリのリストから選択します。 |
[カスタム] テキスト ボックスで %<VariableName>
表記法を使用してフォルダーを指定できます。
レポート ファイル名
レポート エクスプローラーの [レポート オプション] ダイアログ ボックスにある [ファイル名] フィールドを使用して、レポート ファイルのファイル名を指定します。以下のオプションからいずれかを選択します。
ファイル名 | オプション |
---|---|
レポート設定ファイルと同じファイル名 |
|
レポート設定ファイル名とは異なるファイル名 |
レポート名を入力します。 |
[カスタム] テキスト ボックスで %<VariableName>
表記法を使用してファイル名を指定できます。
インクリメントによる上書きの防止
設定ファイルの更新を保存するときに設定ファイルの以前のバージョンを維持するには、[レポートが既に存在する場合、上書きを防ぐためにインクリメントする] を選択します。
イメージ出力ファイルの場所
イメージはレポート ファイルと同じ名前のフォルダーに配置されます。たとえば、testreport.html
のイメージは testreport_files
という名前のフォルダーに配置されます。
レポートの出力形式
[レポートの出力タイプおよびスタイル シート] で [ファイル形式] リストからレポートの出力形式を選択します。テンプレートまたはレポート エクスプローラーのスタイル シートに基づいた書式設定のレポートを生成できます。
レポート テンプレートを使用したファイル形式
より速くレポート生成を行うには、テンプレートを使用するように [ファイル形式] を設定します。以下のオプションのいずれかをクリックします。
ダイレクト PDF (テンプレートを使用)
HTML (テンプレートを使用)
— レポートの目次を展開したり折りたためるようにする場合、このオプションを選択します。マルチページ HTML (テンプレートを使用)
— HTML レポートを HTML ページのリンクされたコレクションとする場合は、このオプションを選択します。PDF (Word テンプレートを使用)
単一ファイルの HTML (テンプレートを使用)
— レポートの目次を展開したり折りたためる単一ファイルの HTML レポートにする場合、このオプションを選択します。Word (テンプレートを使用)
(テンプレートを使用)
出力形式を選択すると、既定のテンプレートまたはカスタマイズしたテンプレートを使用できます。テンプレートを使用したレポート生成の詳細については、テンプレートを使用したレポートの生成を参照してください。テンプレートのカスタマイズの詳細については、レポート変換テンプレートのカスタマイズを参照してください。
レポート エクスプローラーのスタイル シートを使用したファイル形式
名前に (テンプレートを使用)
が含まれない出力形式では、レポート エクスプローラーのスタイル シートを使用して書式設定をします。これらの出力形式では、[スタイル シート] リストからスタイル シートを選択します。
ビューアー | 形式 | 説明 | スタイル シート |
---|---|---|---|
Adobe® Acrobat® Reader | Adobe Acrobat (PDF) | Adobe Acrobat Reader ソフトウェアを使用して表示できる PDF を生成します。 PDF: イメージ形式を参照してください。 | PDF (PDF スタイル シートを参照してください) |
ワード プロセッサ |
| Microsoft® Word ソフトウェアを含む多くのワード プロセッサ パッケージと互換性のある出力を生成します。 RTF: 非表示コンテンツの表示を参照してください。 | 印刷 (RTF (DSSSL 印刷) と Word スタイル シートを参照してください) |
DocBook | DocBook (no transform) | DocBook 形式でレポートを生成します。 | N/A |
ヒント
カスタマイズしたスタイルを作成して使用するには、新しいスタイル シートの作成を参照してください。
PDF: イメージ形式
PDF レポートがサポートしているのは、ビットマップ (.bmp
)、JPEG
(.jpg
) および Scalable Vector Graphics (.svg
) のみです。
SVG 形式は Simulink® モデルと Stateflow® チャートのみでサポートされています。たとえば、PDF レポートで SVG 形式を選択する場合、SVG に MATLAB® Figure は表示されません。
RTF: 非表示コンテンツの表示
RTF レポートは、ページ番号やイメージなどの動的に生成されるコンテンツにプレースホルダー (フィールド コード) を使用します。
Windows® プラットフォームでそのコンテンツを表示するには、Ctrl+A キーを押した後 F9 キーを押します。
Linux® および Mac プラットフォームでは、RTF ドキュメントの表示に使用するプログラムでフィールド コードの更新インターフェイスを使用します。
既定の出力形式の変更
[Report Generator 基本設定] ペインで、[書式 ID] 設定を使用してレポートの既定の出力形式を指定します。
スタイル シート
出力形式ごとに、いくつかのスタイル シートから各レポート出力形式を選択できます。詳細については、以下を参照してください。
メモ
一部の Web および印刷スタイル シートには、生成したタイトルのリストが含まれます。これには、表のタイトルとタイトル付きの図が含まれます。
PDF スタイル シート
PDF スタイル シート | 説明 |
---|---|
| タイトル ページ、目次、タイトルのリストを表示します |
| タイトル ページ、目次、タイトルのリストを表示します |
| タイトル ページ、目次、タイトルのリストが非表示になります |
| ページ数が最小になり、タイトル、目次、タイトルのリストが非表示になります |
| 12 ポイントのフォントを使用します (標準印刷より若干大きくなります) |
| 24 ポイントのフォントを使用し、用紙方向は横方向にします |
| ページ数を減らすために余白を最小化します |
| 番号なしの章および節を使用します |
| 章および節に番号を付けます |
| 改ページ付きで節を印刷します |
| カスタム ヘッダーとフッターを指定できます |
| カスタムのタイトル ページのコンテンツとプレゼンテーションを指定できます |
| 詳細な印刷オプションを指定できます |
Web スタイル シート
Web スタイル シート | 説明 |
---|---|
| 単一ページの HTML |
| 複数ページの HTML。章の見出しと目次が非表示になります |
| 複数ページの HTML。章の見出しと目次が非表示になります |
| 各章を 1 ページとする HTML |
| 単一ページの HTML |
| 単一ページの HTML。章と節に番号が付きません |
| 単一ページの HTML。章と節に番号が付きます |
| 単一ページの HTML。タイトル ページと目次が非表示になります |
| 複数ページの HTML。タイトル ページと目次が非表示になります |
| 複数ページの HTML。章と節に番号が付きません |
| 複数ページの HTML。章と節に番号が付きます |
RTF (DSSSL 印刷) と Word スタイル シート
RTF/Word スタイル シート | 説明 |
---|---|
| タイトル ページ、目次、タイトルのリストを表示します |
| タイトル ページ、目次、タイトルのリストが非表示になります |
| ページ数が最小になり、タイトル、目次、タイトルのリストが非表示になります |
| 12 ポイントのフォントを使用します (標準印刷より若干大きくなります) |
| 24 ポイントのフォントを使用し、用紙方向は横方向にします |
| ページ数を減らすために余白を最小化します |
| 番号なしの章および節を使用します |
| 章および節に番号を付けます |
レポート生成処理
[レポート オプション] ダイアログ ボックスにはレポート処理を制御するオプションがあります。
オプション | 目的 |
---|---|
生成後にレポートを表示 | レポート生成が終了すると、レポートの出力形式に関連付けられたビューアーにレポートが表示されます。 Linux または Macintosh プラットフォームでは、Report Generator は レポートを手動で表示するには、レポートの [レポート オプション] の [レポート ファイルの場所] で指定した場所からファイルを開きます。 |
生成前に自動的に保存 | レポート生成前にレポート設定ファイルを自動的に保存します。 |
コンパイル情報をレポートに含めるためにモデルをコンパイルする | コンパイルされた値がレポートに必ず反映されるようにします。 既定の設定では、Simulink Report Generator™ は Simulink パラメーターのコンパイルされていない値をレポートします。信号データ型など、いくつかのパラメーターのコンパイルされていない値は、シミュレーション中に使用されるコンパイルされた値とは異なる場合があります。 このオプションにより、Report Generator はモデル パラメーターについてレポートする前にモデルをコンパイルします。レポートの生成後、Report Generator はモデルをコンパイルされていない状態に戻します。 メモ このオプションを選択すると、レポートの生成にモデルのシミュレーションが必要な場合 (レポートにモデルのシミュレーション (Simulink Report Generator) コンポーネントが含まれる場合など) に、Report Generator はモデルのコンパイルを解除してから、必要に応じて再度モデルをコンパイルして、モデル コンテンツについてレポートします。レポートに複数回のコンパイルが必要な場合、処理には非常に時間がかかる可能性があります。 コンパイルを最小限にするため、モデルのコンテンツとそのモデルのシミュレーション結果をレポートする場合、個別のレポートを使用することを検討します。 |
生成後にこの文字列を実行 | レポートの生成後に処理を行う MATLAB コードを指定します。たとえば、モデルを閉じるように指定できます。 |