Main Content

mlreportgen.dom.Display クラス

名前空間: mlreportgen.dom

DOM オブジェクトの表示オプション

説明

Microsoft® Word レポートの場合、mlreportgen.dom.Text オブジェクトを表示するかどうかを指定します。HTML レポートの場合、テキスト、段落、イメージ、リスト項目などの DOM オブジェクトを表示する方法を指定します。

mlreportgen.dom.Display クラスは handle クラスです。

作成

説明

disp = Display は、HTML レポートでは、DOM オブジェクトをインライン要素として表示します。Word レポートは、この構文で作成した mlreportgen.dom.Display オブジェクトを無視します。

disp = Display(value) は、指定された表示値を DOM オブジェクトに適用します。Word レポートの場合、使用できる表示オプションは none であり、Text オブジェクトである DOM オブジェクトにのみ適用されます。

入力引数

すべて展開する

表示オプション。文字ベクトルとして指定します。既定のオプションは inline です。

Microsoft Word レポートおよび PDF レポートの場合、サポートされているオプションは none のみです。

Text オブジェクトまたは Paragraph オブジェクトの表示

'inline'

インライン要素 (HTML の <span> 要素と同様)。(既定)

'block'

ブロック要素 (HTML の <span> 要素と同様)。

'flex'

ブロックレベルのフレックス コンテナー。

'initial'

inline の既定値を使用します。

'inline-block'

インラインレベルのブロック コンテナー。ブロックの内部をブロックレベル ボックスとして表示し、オブジェクト自体をインラインレベル ボックスとして書式設定します。

'inline-flex'

インラインレベルのフレックス コンテナー。

'inline-table'

インラインレベルのテーブル。

'list-item'

HTML の <li> 箇条書き要素と同様。

'none'

表示されません (レイアウトには影響しない)。

これは、Word および PDF レポートに適用される唯一の表示オプションです。Word では、[ファイル][オプション][表示][隠し文字] を有効にすると、テキストがレポートに表示されます。

'run-in'

block または inline (コンテキスト依存)。たとえば、オブジェクトがブロック内にある場合、オブジェクトはブロックとして表示されます。

'table'

HTML の <table> 要素と同様。

'table-caption'

HTML の <caption> 要素と同様。

'table-cell'

HTML の <td> 要素と同様。

'table-column'

HTML の <col> 要素と同様。

'table-column-group'

HTML の <colgroup> 要素と同様。

'table-footer-group'

HTML の <tfoot> 要素と同様。

'table-header-group'

HTML の <thead> 要素と同様。

'table-row'

HTML の <tr> 要素と同様。

'table-row-group'

HTML の <tbody> 要素と同様。

メモ

Display クラスは、inherit の CSS display 値をサポートしていません。

CSS display プロパティの詳細については、https://www.w3schools.com/cssref/pr_class_display.phpを参照してください。

プロパティ

すべて展開する

表示オプション。文字ベクトルとして指定します。オプションのリストについては、value コンストラクターの入力引数の説明を参照してください。

mlreportgen.dom.Display オブジェクトのタグ。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。DOM API は、このオブジェクトを作成するときに、セッション固有タグを生成します。生成されるタグの形式は CLASS:ID という形式です。ここで、CLASS はオブジェクト クラスです。ID はオブジェクトの Id プロパティの値です。独自のタグ値を指定すると、ドキュメント生成中に問題が発生したときにどこを確認すればよいかを特定しやすくなります。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

mlreportgen.dom.Display オブジェクトのオブジェクト識別子。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。DOM API は、ドキュメント要素オブジェクトの作成時にセッション固有識別子を生成します。Id には独自の値を指定できます。

属性:

NonCopyable
true

データ型: char | string

すべて折りたたむ

Word で、[ファイル][オプション][表示][隠し文字] オプションがオフになっていることを確認します。これは既定の設定です。

import mlreportgen.dom.*;
rpt = Document('MyDispRep','docx');
t1 = Text('Hello');
t1.Style = {Display('none')};
p1 = Paragraph();
append(p1,t1);
t2 = Text('World');
append(p1,t2);
append(rpt,p1);
close(rpt);
rptview('MyDispRep','docx');

バージョン履歴

R2015b で導入