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要素単位の四元数の左除算

構文

説明

C = A.\BB の各要素を A の対応する要素で除算することで、四元数の要素単位の除算を実行します。

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2 行 1 列の quaternion 配列を作成し、実数スカラーで要素単位の除算を行います。

A = quaternion([1:4;5:8])
A = 2x1 quaternion array
     1 + 2i + 3j + 4k
     5 + 6i + 7j + 8k

B = 2;
C = A.\B
C = 2x1 quaternion array
     0.066667 -  0.13333i -      0.2j -  0.26667k
     0.057471 - 0.068966i -  0.08046j - 0.091954k

2 行 2 列の quaternion 配列を作成し、別の 2 行 2 列の quaternion 配列で要素単位の除算を行います。

q1 = quaternion([1:4;2:5;4:7;5:8]);
A = reshape(q1,2,2)
A = 2x2 quaternion array
     1 + 2i + 3j + 4k     4 + 5i + 6j + 7k
     2 + 3i + 4j + 5k     5 + 6i + 7j + 8k

q2 = quaternion(magic(4));
B = reshape(q2,2,2)
B = 2x2 quaternion array
     16 +  2i +  3j + 13k      9 +  7i +  6j + 12k
      5 + 11i + 10j +  8k      4 + 14i + 15j +  1k

C = A.\B
C = 2x2 quaternion array
          2.7 -      1.9i -      0.9j -      1.7k       1.5159 -  0.37302i -  0.15079j -  0.02381k
       2.2778 +  0.46296i -  0.57407j + 0.092593k       1.2471 +  0.91379i -  0.33908j -   0.1092k

入力引数

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除数。quaternion オブジェクト、任意の次元の quaternion オブジェクトの配列、実数スカラー、または任意の次元の実数の配列として指定します。数値のデータ型は single または double でなければなりません。

AB のサイズは互換性がなければなりません。最も簡単なケースでは、それらを同じサイズにするか、一方をスカラーにすることができます。すべての次元について、入力の次元サイズが同じであるか、いずれかの次元が 1 であれば、2 つの入力のサイズには互換性があります。

被除数。quaternion オブジェクト、任意の次元の quaternion オブジェクトの配列、実数スカラー、または任意の次元の実数の配列として指定します。数値のデータ型は single または double でなければなりません。

AB のサイズは互換性がなければなりません。最も簡単なケースでは、それらを同じサイズにするか、一方をスカラーにすることができます。すべての次元について、入力の次元サイズが同じであるか、いずれかの次元が 1 であれば、2 つの入力のサイズには互換性があります。

出力引数

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四元数の除算の結果。quaternion オブジェクト、または quaternion オブジェクトの配列として返されます。

アルゴリズム

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四元数の除算

四元数 A=a1+a2i+a3j+a4k と実数スカラー p が与えられた場合、次のようになります。

C=p.\A=a1p+a2pi+a3pj+a4pk

メモ

実数スカラー p について、A./p = A.\p となります。

Quaternion スカラーによる四元数の除算

サイズに互換性がある 2 つの四元数 A と B が与えられた場合、次のようになります。

C=A.\B=A1.*B=(conj(A)norm(A)2).*B

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2018b で導入

参考

関数

オブジェクト