Visual Studio での Polyspace as You Code 用にチェッカーを構成する

Visual Studio で Polyspace^® as You Code を使用して、さまざまなタイプの欠陥とコーディングルール違反をチェックできます。欠陥 (Polyspace Bug Finder)およびコーディング規約およびコードメトリクス (Polyspace Bug Finder)を参照してください。既定の解析では、欠陥のサブセットがチェックされます。既定で有効な Polyspace Bug Finder 欠陥チェッカー (Polyspace Bug Finder)を参照してください。既定以外の欠陥とコーディングルール違反をチェックするには、Visual Studio^® で Polyspace as You Code 拡張機能を構成します。

Visual Studio でチェッカーファイルを作成する

Visual Studio でチェッカーを構成する前に、まずチェッカーファイルを作成して、そのチェッカーファイルを [オプション] ダイアログボックスで指定する必要があります。チェッカーファイルを作成するには、Visual Studio でコマンドウィンドウを開き、次のコマンドを入力します。

polyspace-checkers-selection

[チェッカーの選択] ウィンドウで、使用するチェッカーを選択します。ユーザーインターフェイスを使用してファイルを保存します。

または、[構成] ビューで Configure checkers icon アイコンをクリックします。Visual Studio 内で Polyspace as You Code の設定 [チェッカーファイル] にファイルパスを指定した場合、そのパスに該当するファイルが存在しなければ、Polyspace as You Code によってそのファイルが作成されて [チェッカーの選択] ウィンドウが開きます。

チェッカーとコーディングルールの選択

Polyspace as You Code の構成で既存のチェッカーファイルを指定できます。ツールバーで [ツール] 、 [オプション] を選択し、[Polyspace as You Code] ノードを選択します。[チェッカーファイル] で、チェッカー XML ファイルの絶対パスを指定します。Polyspace デスクトップおよびサーバーでの同等のワークフローについては、Polyspace Bug Finder 解析用のチェッカー構成の準備 (Polyspace Bug Finder)を参照してください。

Visual Studio Polyspace project properties

チェッカー構成の作成または変更

[チェッカーの選択] ウィンドウで、チェッカーとコーディングルールの選択を新しく作成するか、既存の選択を変更します。再利用可能なチェッカーファイルに新しい構成を保存します。

Checkers selection window

[構成] ビューの [Polyspace as You Code] パースペクティブで、をクリックして [チェッカーの選択] ウィンドウを開きます。[チェッカーの選択] ウィンドウには、[Polyspace as You Code] 、 [解析オプション] にある [オプション] ダイアログボックスの [チェッカーファイル] で指定したチェッカー XML ファイルによって、あらかじめ値が取り込まれます。
有効にする欠陥およびコーディングルールチェッカーを選択します。
また、事前定義された欠陥チェッカーカテゴリ (All、Default、High、Medium、Low) を有効にすることもできます。High、Medium、または Low を選択して、影響度の高い欠陥、影響度が中程度の欠陥、影響度の低い欠陥をそれぞれ有効にします。影響度による欠陥の分類 (Polyspace Bug Finder)を参照してください。同様に、対応する規約によって定義されているコーディングルールの事前定義済みセットを有効にすることもできます。
- [Guidelines] 、 [Software Complexity] チェッカーを選択する場合、それぞれのしきい値をレビューします。既定のしきい値が許容できない場合、[しきい値] 列で適切なしきい値を指定します。ガイドラインをチェック (-guidelines) (Polyspace Bug Finder) を参照してください。
- [カスタム] ルールを選択した場合、ルールの [パターン] および [規則] をレビューします。カスタムルールのチェック (-custom-rules) (Polyspace Bug Finder) を参照してください。
- カスタムコーディング規約分類を作成する場合、または対象の Bug Finder コーディングルールチェッカーにタグ付けする場合、[チェッカーの選択] ウィンドウの [コメント] 列にテキストを入力します。Polyspace では、デスクトップインターフェイス、Polyspace Access™、または Polyspace as You Code 拡張機能で結果をレビューする際に、ここで入力したテキストが [結果の詳細] ペインおよび (使用できる場合) [結果のリスト] の [詳細] 列に表示されます。
  メモ
  [チェッカーの選択] ウィンドウで入力するカスタムテキストは、以下では省略されます。
  生成されるレポート。
  Polyspace デスクトップインターフェイス (このデスクトップインターフェイスで Polyspace Access から結果を開く場合)。この制限は Bug Finder チェッカーにのみ適用されます。
[変更の保存] をクリックして、チェッカーファイルに対して行った選択の変更を確定します。

デスクトッププロジェクトからチェッカー構成をインポートする

Polyspace デスクトッププロジェクト (.psprj) ファイルから、チェッカーおよびコーディングルールの構成をインポートできます。Import Analysis Options from Polyspace Desktop Projectを参照してください。

チェック動作の変更

Bug Finder 欠陥チェッカーとコーディングルールチェッカーの既定の動作を変更するには、解析オプションを使用します。チェッカーの既定の動作を変更する解析オプションのリストについては、Bug Finder チェッカーの既定の動作の変更 (Polyspace Bug Finder)を参照してください。

Polyspace as You Code で解析オプションを指定するには、次のようにします。

[その他の解析オプションファイル] で指定されたオプションファイル内で解析オプションを追加します。オプションファイルは、各行に 1 つの解析オプションを含んでいるテキストファイルです。たとえば、解析オプション -code-behavior-specifications (Polyspace Bug Finder) および[有効な boolean 型] (-boolean-types) (Polyspace Bug Finder) を追加するには、オプションファイル内で次の行を追加します。
```
-code-behavior-specifications file1
-boolean-types boolean1_t,boolean2_t
```
オプションファイルがない場合は、必要なオプションを含めたオプションファイルを作成してください。新しいオプションファイルのパスを [その他の解析オプションファイル] で指定します。Polyspace 解析のオプションファイル (Polyspace Bug Finder)を参照してください。