Main Content

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

ストレージとポートの構成

ストレージの構成

  • 最適なデータ ストレージのパフォーマンスを確実に得るためには、ネットワーク ストレージ ソリューションではなく、物理ドライブを使用します。

  • データベースは polyspaceAccessRoot/appdata/polyspace-access に保存されます。ここで、polyspaceAccessRoot は Polyspace® Access インストール イメージを解凍したフォルダーです。データベース マウント ポイントに十分なディスク容量があることを確認します。

  • ベスト プラクティスは、データベース マウント ポイントを RAID アレイで保護し、定期的にマウント ポイントをバックアップすることです。

  • Polyspace Access プロセスの作業ディレクトリのマウント ポイントに、以下の推奨ディスク容量を割り当てます。

    • 一時アップロード ディレクトリ:40 GB

      アップロードされたファイルは、Web サーバーのマウント ポイントに転送される間、このフォルダーに保存されます。

    • アップロード ディレクトリ:10 GB

      Web サーバーのマウント ポイントへの転送が完了すると、ファイルはこのディレクトリに移動されます。このディレクトリのパスは、ETL (Extract-Transform-Load) サービスと Web サーバー サービスで同じにする必要があります。これらのサービスが別々のマシン上にある場合、このディレクトリのパスは同じハード ドライブを指している必要があります。

    • ストレージ ディレクトリ:20 GB

      ETL (インポート プロセス) は、アップロード ディレクトリでファイルを検索し、それらのファイルをストレージ ディレクトリに保存します。データベースに正常にアップロードされたファイルは削除されます。アップロードできないファイルは、無効な結果ディレクトリに送信されます。

    • 作業ディレクトリ:10 GB

      ETL (インポート プロセス) は、このディレクトリを使用してストレージ ディレクトリからのファイルを処理します。ファイルは受信した順に処理されます。データベースに送信するためのデータの準備が行われます。

    • 無効な結果ディレクトリ:50 GB

      アップロードに失敗したファイルは、このディレクトリに保存されます。ファイルを復元して解析することで、アップロードが失敗した理由を調べられます。定期的にこのフォルダーをバックアップしてください。古いデータとして削除可能になるまでの経過期間を決定するポリシーを設定してください。

  • [Cluster Admin] 設定の [Polyspace Access ETL][一時アップロード ディレクトリ] で指定する各ディレクトリに対して、すべてのユーザーが読み取り権限と書き込み権限を必ず持つようにしてください。

ネットワーク ポートの構成

Polyspace Access を構成するときには、Polyspace Access サービスと通信するためにクライアント マシンで使用するポート番号を指定します。インストール エラーを回避し、サービスに確実にアクセスできるようにするために、指定するポートが開いていることを確認してください。ポート portNumber が開いていることを確認するには、以下のコマンドを使用します。

Windows® PowerShellnetstat -na | find "portNumber"
Linux®netstat -na | grep portNumber

コマンドの出力が空であれば、そのポートは使用されていません。ポートが使用されている場合は、別のポートを指定するか、そのポートを現在使用しているプロセスを停止します。

既定の構成を使用して、単一のノードに Polyspace Access をインストールする場合は、以下のポートが使用可能であることを確認します。

  • 9443 — Polyspace Access の既定のポート。

  • 27000 — ライセンスのチェックアウトを管理するために必要なライセンス マネージャー デーモンのインバウンド ポート。

  • ベンダー デーモン (MLM) のポートが使用可能であることも確認します。ベンダー デーモンのポートを指定しなかった場合は、ライセンス マネージャーのログ ファイルで、割り当てられたポートを確認できます。ベンダー デーモンのポートを指定するには、Polyspace Access ライセンスの構成の手順 2 を参照してください。

既定の構成を使用せずに、たとえば admin-docker-agent バイナリの起動時に --force-exposing-ports オプションを指定する場合は、[Nodes] 設定の [Services] タブで、指定するすべてのポートが使用可能であることを確認してください。

関連するトピック