poolStartup
並列プールの起動時に各ワーカーで実行されるユーザー定義オプションのファイル
説明
poolStartup
は、ワーカーが並列プールの一部となるたびに自動的にワーカー上で実行されます。この関数はクライアント セッションからは呼び出されず、タスク関数の一部として明示的に呼び出されることもありません。
ワーカーでのプール初期化を定義するには、poolStartup.m
ファイルに MATLAB® コードを追加します。ワーカーは poolStartup.m
を以下の順序で検索し、最初に見つかったものを実行します。
ジョブの
AttachedFiles
プロパティに含まれている。ジョブの
AdditionalPaths
プロパティに含まれているフォルダー内。次の場所にある、ワーカーの MATLAB インストール内:
matlabroot/toolbox/parallel/user/poolStartup.m
poolStartup.m
の AttachedFiles
プロパティまたは AdditionalPaths
プロパティ用のバージョンを作成するには、提供されているファイルをコピーし、必要な変更を行います。
matlabroot/toolbox/parallel/user/poolStartup.m
poolStartup
関数を使用して、並列プールでの並列実行に必要な起動コードを実行します。たとえば、mpiSettings
を使用するためのコードをそこに含めます。jobStartup
と taskStartup
は、poolStartup
より先に実行されるため、プール専用のコードには適していません。タスクが独立ジョブであっても、通信ジョブのタスクであっても、あるいは並列プールを使用していても、ワーカーのセットアップ コードには taskStartup
を使用します。プール専用に使われるコードのセットアップには poolStartup
を使用します。
poolStartup
とその実装の詳細については、インストールされている poolStartup.m
ファイルのテキストを参照してください。
バージョン履歴
R2010a で導入