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poolStartup

並列プールの起動時に各ワーカーで実行されるユーザー定義オプションのファイル

構文

poolStartup

説明

poolStartup は、ワーカーが並列プールの一部となるたびに自動的にワーカー上で実行されます。この関数はクライアント セッションからは呼び出されず、タスク関数の一部として明示的に呼び出されることもありません。

poolStartup.m ファイルに MATLAB コードを追加して、ワーカーでのプール初期化を定義します。ワーカーは poolStartup.m を以下の順序で検索し、最初に見つかったファイルを実行します。

  1. ジョブの AttachedFiles プロパティ内

  2. ジョブの AdditionalPaths プロパティで指定されているフォルダー内

  3. 次の場所にある、ワーカーの MATLAB® インストール内

    matlabroot/toolbox/parallel/user/poolStartup.m
    

poolStartup.mAttachedFiles 用または AdditionalPaths 用のバージョンを作成するには、提供されているファイルをコピーして、必要な変更を行います。

poolStartup は並列プールでの並列実行に必要な起動コードを収める場所として最適です。たとえば、mpiSettings を使用するためのコードをそこに含めます。jobStartuptaskStartup は、poolStartup より先に実行されるため、プール専用のコードには適していません。つまり、タスクが独立ジョブであっても、通信ジョブのタスクであっても、あるいは並列プールを使用していても、ワーカーのセットアップ コードには taskStartup を使用する必要があります。これに対し、poolStartup はプール専用に使われるセットアップ コードです。

poolStartup とその実装についての詳細については、インストールされている poolStartup.m ファイルのテキストを参照してください。

バージョン履歴

R2010a で導入