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zeros

すべての部分が 0 に設定された quaternion 配列を作成

説明

quatZeros = zeros("quaternion") は、すべての部分が 0 に設定されたスカラー quaternion を返します。

quatZeros = zeros(n,"quaternion") は、quaternion の nn 列の行列を返します。

quatZeros = zeros(sz,"quaternion") は、サイズ ベクトル szsize(quatZeros) と定義される quaternion の配列を返します。

quatZeros = zeros(sz1,...,szN,"quaternion") は、sz1×...×szN の quaternion の配列を返します。ここで、sz1,…,szN は各次元のサイズを示します。

quatZeros = zeros(___,"like",prototype,"quaternion") は、返される quaternion 配列の基となるクラスが quaternion のプロトタイプの基となるクラスと同じになるように指定します。

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quaternion スカラーの zero を作成します。

quatZeros = zeros("quaternion")
quatZeros = quaternion
     0 + 0i + 0j + 0k

quaternion zeros の n 行 n 列の配列を作成します。

n = 3;
quatZeros = zeros(n,"quaternion")
quatZeros = 3x3 quaternion array
     0 + 0i + 0j + 0k     0 + 0i + 0j + 0k     0 + 0i + 0j + 0k
     0 + 0i + 0j + 0k     0 + 0i + 0j + 0k     0 + 0i + 0j + 0k
     0 + 0i + 0j + 0k     0 + 0i + 0j + 0k     0 + 0i + 0j + 0k

配列の次元を順番に定義して、quaternion zeros の多次元配列を作成します。この例では、3×1×2 の配列を作成します。次元は、行ベクトルまたはコンマ区切りの整数を使用して指定できます。

行ベクトルを使用して次元を指定し、結果を表示します。

dims = [3,1,2];
quatZerosSyntax1 = zeros(dims,"quaternion")
quatZerosSyntax1 = 3x1x2 quaternion array
quatZerosSyntax1(:,:,1) = 

     0 + 0i + 0j + 0k
     0 + 0i + 0j + 0k
     0 + 0i + 0j + 0k


quatZerosSyntax1(:,:,2) = 

     0 + 0i + 0j + 0k
     0 + 0i + 0j + 0k
     0 + 0i + 0j + 0k

コンマ区切りの整数を使用して次元を指定し、2 つの構文の等価性を検証します。

quatZerosSyntax2 = zeros(3,1,2,"quaternion");
isequal(quatZerosSyntax1,quatZerosSyntax2)
ans = logical
   1

quaternion は、3 次元表現で使用される 4 つの部分からなる多元数です。各部分の基となるデータ型は single または double として指定できます。既定値は double です。

基となるデータ型を single に設定して 0 の quaternion 配列を作成します。

quatZeros = zeros(2,"like",single(1),"quaternion")
quatZeros = 2x2 quaternion array
     0 + 0i + 0j + 0k     0 + 0i + 0j + 0k
     0 + 0i + 0j + 0k     0 + 0i + 0j + 0k

関数 classUnderlying を使用して、基となるクラスを確認します。

classUnderlying(quatZeros)
ans = 
'single'

入力引数

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正方 quaternion 行列のサイズ。整数値として指定します。n0 または負の場合、quatZeros は空の行列として返されます。

例: zeros(4,"quaternion") は、quaternion zeros の 4 行 4 列の行列を返します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力サイズ。整数値の行ベクトルとして指定します。sz の各要素は、quatZeros の対応する次元のサイズを示します。いずれかの次元のサイズが 0 または負の場合、quatZeros は空の配列として返されます。

例: zeros([1,4,2],"quaternion") は、quaternion zeros の 1×4×2 の配列を返します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

四元数のプロトタイプ。quaternion オブジェクトとして指定します。

例: zeros(2,"like",quat,"quaternion") は、基となるクラスがプロトタイプの四元数 quat と同じ四元数の 2 行 2 列の行列を返します。

各次元のサイズ。2 つ以上のコンマ区切りの整数として指定します。

  • いずれかの次元のサイズが 0 の場合、quatZeros は空の配列として返されます。

  • いずれかの次元のサイズが負の場合、0 として扱われます。

例: zeros(2,3,"quaternion") は、quaternion zeros の 2 行 3 列の行列を返します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力引数

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Quaternion zeros。quaternion オブジェクト、または quaternion オブジェクトの配列として返されます。

形式 Q=a+bi+cj+dk の四元数を指定すると、四元数の 0 は Q=0+0i+0j+0k として定義されます。

データ型: quaternion

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2019b で導入

参考

関数

オブジェクト