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wait

    説明

    wait(F) は、Future 配列 F の各要素が完了するまで MATLAB® の実行を一時停止します。Future オブジェクトに関連付けられている関数の実行が完了すると、MATLAB は FutureState プロパティを 'finished' に設定します。

    wait(F,state) は、Future 配列 F の各要素の State プロパティが state に設定されるまで、MATLAB をブロックします。

    tf = wait(F,state,timeout) は最大 timeout 秒間、実行をブロックします。

    Future 配列 F の各要素が timeout 秒経過する前に完了した場合、tftrue になります。それ以外の場合、tffalse です。

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    バックグラウンドで関数を実行し、その関数の実行が完了するまで待機します。

    parfeval を使用して、出力を取得せずに pause(5) を実行します。最初の引数として backgroundPool を指定して、関数をバックグラウンドで実行します。parfeval を使用すると、Future オブジェクトが作成されます。

    f = parfeval(backgroundPool,@pause,0,5);

    Future の状態を確認します。

    f.State
    ans = 'running'

    parfeval を実行すると、関数はバックグラウンドで実行されるようにスケジュールされます。バックグラウンド プールの使用可能なリソースが関数を実行するには不足している場合、Future'queued' 状態になります。関数がバックグラウンド プールで実行されると、Future'running' 状態になります。

    バックグラウンドでの関数の実行が完了するまで待機します。関数の実行が完了するまで待機すると、関数の実行が完了するまで MATLAB はブロックされます。

    wait(f)
    f.State
    ans = 'finished'

    関数は 'finished' 状態になりました。

    入力引数

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    入力 Futureparallel.Future スカラーまたは配列として指定します。

    待機する対象の状態。"finished" または "running" として指定します。

    待機する秒数。実数の数値スカラーとして指定します。

    例: timeout = 5;

    例: timeout = single(3.14);

    バージョン履歴

    R2013b で導入