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matlab_jenv

MATLABJava のパスをシステム プロンプトから設定

R2021b 以降

JRE™ を構成するには、単一のユーザー アカウントに対しては matlab_jenv version 構文、MATLAB® インストールに対しては matlab_jenv -allusers version 構文を選択します。

説明

matlab_jenv version は、Java® のパスについて、MATLAB に付属のバージョン、システム上のバージョン、または指定されたフォルダー内のバージョンのいずれを使用するかを設定します。サポートされているバージョンの情報については、MATLAB Interfaces to Other Languages を参照してください。詳細については、Java を使用するためのシステムの構成を参照してください。

matlab_jenv コマンドで MATLAB が起動するわけではありません。MATLAB を使用するには、パス変数を設定した同じシステム プロンプトで MATLAB を起動します。

このコマンドで設定したパスは以降のすべての MATLAB セッションに適用されますが、コンピューター上の他のアプリケーションには変更は適用されません。

matlab_jenv -allusers version は、すべてのユーザー向けのパスを設定します。MATLAB Runtime の Java パスを設定するために使用します。

matlab_jenv version 構文は matlab_jenv -allusers version 構文よりも優先されます。

matlab_jenv -help は、構文を表示します。

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MATLAB に付属のバージョンの Java を使用します。

matlab_jenv factory

指定したバージョンを使用するには、MATLAB を起動します。

次に、バージョンを確認します。

version -java

C:\Program Files\Java\jre1.8.0_202 にインストールされているバージョンの Java を使用します。

matlab_jenv "C:\Program Files\Java\jre1.8.0_202"

更新したパスを使用するには、MATLAB を起動します。

次に、バージョンを確認します。

version -java

MATLAB をインストールした後、システム管理者はすべてのユーザー向けの Java のパスを設定できます。

インストールした MATLAB のシステムの値を使用します。管理者権限を使用して、オペレーティング システムのプロンプトで次のように入力します。

matlab_jenv -allusers system

バージョンを確認します。MATLAB を起動して次のように入力します。

version -java

入力引数

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Java のバージョン。次の値のいずれかをもつ string または文字ベクトルとして指定します。

  • "factory" — MATLAB に付属のバージョン

  • "system" — サポートされている version 8 をシステムで検索します。見つからない場合、version 11、version 17 の順に検索します。検索はプラットフォームに基づきます。

    • Windows® プラットフォーム:

      1. システム コマンド java -version

      2. レジストリ エントリ

    • Linux® プラットフォーム:

      1. 環境変数 JAVA_HOME

      2. システム パス

    • macOS プラットフォーム:

      1. /usr/libexec/java_home -f -v 1.8

      2. /usr/libexec/java_home -f -v 11

      3. /usr/libexec/java_home -f -v 17

  • Java のカスタム パス — コンピューター上の Java がインストールされているフォルダー

MATLAB と互換性がある Java のバージョンの詳細については、MATLAB Interfaces to Other Languages を参照してください。

例: matlab_jenv system

ヒント

  • OpenJDK® JRE を使用するには、https://adoptium.net/からソフトウェアをダウンロードします。

バージョン履歴

R2021b で導入

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