matlab.unittest.constraints.ObjectComparator クラス
名前空間: matlab.unittest.constraints
MATLAB または Java オブジェクト配列の比較演算子
説明
matlab.unittest.constraints.ObjectComparator クラスは、MATLAB® または Java® オブジェクト配列の比較演算子を提供します。この比較演算子をテストで使用するには、ObjectComparator インスタンスを作成し、それを IsEqualTo 制約コンストラクターの名前と値の引数 Using の値として指定します。
作成
説明
c = matlab.unittest.constraints.ObjectComparator は、MATLAB または Java オブジェクト配列の比較演算子を作成します。この比較演算子はまず、実際の値と期待される値が同じクラスとサイズをもつオブジェクト配列で、すべてのプロパティの値が等しいかをチェックします。該当する場合、この比較演算子は満たされます。それ以外の場合、比較演算子は比較を行うために isequaln または isequal を呼び出します。(期待される値のクラスで isequaln メソッドが定義されている場合、比較演算子で isequaln が呼び出されます。それ以外の場合は isequal が呼び出されます。)この呼び出しで true が返されると、比較演算子が満たされます。
入力引数
プロパティ
例
ヒント
ほとんどの場合、
ObjectComparatorインスタンストを使用する必要はありません。MATLAB および Java オブジェクト配列を含むさまざまなデータ型の等価性をテストする制約がIsEqualToクラスで作成されます。ObjectComparatorインスタンスは、IsEqualToクラスで実行される比較をオーバーライドする必要がある場合に使用します。たとえば、実際の値と期待される値が MATLAB オブジェクト配列でない場合に比較を失敗とするには、ObjectComparatorインスタンスをテストに含めます。ObjectComparatorを使用して、cell 配列、構造体、ディクショナリ、table、および MATLAB オブジェクト配列のパブリック プロパティに格納される値を制限することもできます。次の例では、実際の値と期待される値が数値スカラーであるため、MATLAB からエラーがスローされます。import matlab.unittest.TestCase import matlab.unittest.constraints.IsEqualTo import matlab.unittest.constraints.ObjectComparator testCase = TestCase.forInteractiveUse; exp = 5; act = exp; testCase.verifyThat(act,IsEqualTo(exp,"Using",ObjectComparator))
バージョン履歴
R2013a で導入