clip
説明
は、1 つ以上の名前と値の引数を使用して、クリップ用に追加のパラメーターを指定します。名前と値の引数は表形式の入力データでのみサポートされます。たとえば、C = clip(X,lower,upper,Name=Value)clip(X,lower,upper,DataVariables=datavars) は datavars で指定された table 変数の値をクリップします。
例
データのベクトル内の値を [3, 6] の範囲にクリップします。結果のベクトルには、指定した範囲内の値が含まれます。ここで、3 未満の値はすべて 3 に、6 より大きい値はすべて 6 に置き換えられます。
X = 1:7; C = clip(X,3,6)
C = 1×7
3 3 3 4 5 6 6
7 行 4 列の数値行列を作成します。
col = [1:7]'; X = repmat(col,1,4)
X = 7×4
1 1 1 1
2 2 2 2
3 3 3 3
4 4 4 4
5 5 5 5
6 6 6 6
7 7 7 7
行列の各列の値をクリップします。行ベクトルとして指定された下限の各要素は、入力データの対応する列に対して許可される最小値を設定します。スカラーとして指定された上限は、入力データのすべての列に対して許可される最大値を設定します。
lower = [1 2 3 4]; upper = 6; C = clip(X,lower,upper)
C = 7×4
1 2 3 4
2 2 3 4
3 3 3 4
4 4 4 4
5 5 5 5
6 6 6 6
6 6 6 6
4 行 7 列の数値行列を作成します。
row = 1:7; X = repmat(row,4,1)
X = 4×7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
1 2 3 4 5 6 7
行列の各行の値をクリップします。列ベクトルとして指定された下限の各要素は、入力データの対応する行に対して許可される最小値を設定します。スカラーとして指定された上限は、入力データのすべての行に対して許可される最大値を設定します。
lower = [1; 2; 3; 4]; upper = 6; C = clip(X,lower,upper)
C = 4×7
1 2 3 4 5 6 6
2 2 3 4 5 6 6
3 3 3 4 5 6 6
4 4 4 4 5 6 6
データのベクトル内の値を最大値 0 にクリップします。上限のみにクリップする場合は、下限を -Inf として指定します。この値は下限が存在しないことを示し、clip は上限を超える値を上限値で置き換えます。
X = -6:6; C = clip(X,-Inf,0)
C = 1×13
-6 -5 -4 -3 -2 -1 0 0 0 0 0 0 0
あるいは、下限のみにクリップする場合は、上限を Inf として指定します。
さまざまなデータ型の 3 つの変数を含むテーブルを作成します。
num = rand(6,1); num2 = single(rand(6,1)); dt = datetime(2016:2021,1,1)'; T = table(num,num2,dt)
T=6×3 table
num num2 dt
_______ _______ ___________
0.81472 0.2785 01-Jan-2016
0.90579 0.54688 01-Jan-2017
0.12699 0.95751 01-Jan-2018
0.91338 0.96489 01-Jan-2019
0.63236 0.15761 01-Jan-2020
0.09754 0.97059 01-Jan-2021
さまざまなデータ型をもつ変数に対して、1 行の table で範囲を指定します。
lower = table(0.2,single(0.1),datetime(2018,1,1),VariableNames=["num" "num2" "dt"])
lower=1×3 table
num num2 dt
___ ____ ___________
0.2 0.1 01-Jan-2018
upper = table(0.9,Inf,datetime(2020,1,1),VariableNames=["num" "num2" "dt"])
upper=1×3 table
num num2 dt
___ ____ ___________
0.9 Inf 01-Jan-2020
table 内の num および dt の値をクリップし、クリップされたデータを含む table 変数を入力 table 変数に追加します。
C = clip(T,lower,upper,DataVariables=["num" "dt"],ReplaceValues=0)
C=6×5 table
num num2 dt num_clipped dt_clipped
_______ _______ ___________ ___________ ___________
0.81472 0.2785 01-Jan-2016 0.81472 01-Jan-2018
0.90579 0.54688 01-Jan-2017 0.9 01-Jan-2018
0.12699 0.95751 01-Jan-2018 0.2 01-Jan-2018
0.91338 0.96489 01-Jan-2019 0.9 01-Jan-2019
0.63236 0.15761 01-Jan-2020 0.63236 01-Jan-2020
0.09754 0.97059 01-Jan-2021 0.2 01-Jan-2020
あるいは、num と dt の範囲のみを含む 1 行の table として範囲を指定する場合は、DataVariables の名前と値の引数を指定する必要はありません。
入力引数
入力データ。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、table、または timetable として指定します。
clip は X 内の欠損値を無視します。
データ型: double | single | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | logical | categorical | datetime | duration | table | timetable
クリップされるデータの下限。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、または 1 行の table として指定します。lower は上限以下でなければならず、入力データと互換性のあるサイズでなければなりません。詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
X のすべての要素に対して同じ下限を使用するには、lower をスカラーとして指定します。X の列または行ごとに異なる下限を使用するには、それぞれの行ベクトルまたは列ベクトルとして lower を指定します。
表形式の入力データの場合に、演算の対象とする table 変数に異なるデータ型があるときは、下限を 1 行の table として指定します。1 行の table の変数名は、演算の対象とする table 変数の名前と同じでなければなりません。
1 つの下限のみにクリップする場合は、上限を Inf として指定します。
クリップされるデータの上限。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、または 1 行の table として指定します。upper は下限以上でなければならず、入力データと互換性のあるサイズでなければなりません。詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
X のすべての要素に対して同じ上限を使用するには、upper をスカラーとして指定します。X の列または行ごとに異なる上限を使用するには、それぞれの行ベクトルまたは列ベクトルとして upper を指定します。
表形式の入力データの場合に、演算の対象とする table 変数に異なるデータ型があるときは、上限を 1 行の table として指定します。1 行の table の変数名は、演算の対象とする table 変数の名前と同じでなければなりません。
上限のみにクリップする場合は、下限を -Inf として指定します。
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
例: clip(X,lower,upper,ReplaceValues=false)
演算の対象とする table 変数。次の表のオプションのいずれかとして指定します。DataVariables の値は、入力 table または timetable 内のどの変数でクリップするかを示します。
DataVariables は table および timetable 入力データでのみサポートされます。
DataVariables で指定されていない table 内の他の変数は、演算されずに出力に渡されます。DataVariables を指定しない場合、clip は X 内のすべての変数について演算を行います。
| インデックス方式 | 指定する値 | 例 |
|---|---|---|
変数名 |
|
|
変数インデックス |
|
|
関数ハンドル |
|
|
変数の型 |
|
|
例: clip(X,lower,upper,DataVariables=["Var1" "Var2" "Var4"])
値置換インジケーター。X が table または timetable の場合に、次の値のいずれかの数値または論理値として指定します。
trueまたは1— 入力 table 変数を、クリップされたデータを含む table 変数に置き換えます。falseまたは0— 演算対象のすべての table 変数を、入力 table に追加します。追加される変数にはクリップされたデータが含まれます。
ReplaceValues は table および timetable 入力データでのみサポートされます。
例: clip(X,lower,upper,ReplaceValues=false)
バージョン履歴
R2024a で導入
MATLAB Command
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