System object コードの検査
インスペクターを使用して System object™ コードの表示と移動を行います。
インスペクターは System object コードに含まれるすべての要素の概要を表示します。
要素の名前をクリックしてその特定の入力、出力、プロパティ、状態またはメソッドまで移動します。
要素セクションの展開や折りたたみには矢印ボタンを使用します。
+ (パブリック)、# (保護) および – (プライベート) 記号を使用してプロパティとカスタム メソッドのアクセス レベルを識別します。
以下に例を示します。
既存の System object を開きます。
MATLAB® ツールストリップの [System object] セクションで [検査] をクリックします。
開いたインスペクター ダイアログ ボックスで
resetImplメソッドをクリックします。
MATLAB エディター ウィンドウのカーソルが
resetImplメソッドまで移動します。
インスペクターでは、レガシ基底クラス、レガシ属性をもつプロパティ、および冗長なメソッドに対して警告が表示されます。System object にレガシ コードが含まれる場合は、レガシ コードを置換または削除できる [更新] ボタンがインスペクターに表示されます。

警告と [更新] ボタンは、MATLAB Online では利用できません。
[更新] をクリックするとインスペクターは次を実行します。
Stringsets、Logical、PositiveIntegerなどのレガシ System object 属性を変換するmatlab.system.mixin.SampleTime、matlab.system.mixin.Nondirect、matlab.system.mixin.Propagatesなどの旧式の System objectmixinスーパークラスを削除するprocessInputSizeChangeImpl(obj,u,...)などの旧式のオーサリング メソッドを削除する次の両方の条件を満たす場合は、
isInputDataTypeMutableImpl、isInputSizeMutableImpl、isInputComplexityMutableImpl、isDiscreteStateSpecificationMutableImpl、isTunablePropertyDataTypeMutableImplなどの冗長なオーサリング メソッドを削除する:System object が
StrictDefaultsを定義または継承している。System object の親クラスがこれらのオーサリング メソッドを定義していない。
更新によって System object コードが変更される場合は、更新されたコードを以前のバージョンと比較できる画面が表示されます。