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System object コードの検査

インスペクターを使用して System object™ コードの表示と移動を行います。

インスペクターは System object コードに含まれるすべての要素の概要を表示します。

  • 要素の名前をクリックしてその特定の入力、出力、プロパティ、状態またはメソッドまで移動します。

  • 要素セクションの展開や折りたたみには矢印ボタンを使用します。

  • + (パブリック)、# (保護) および – (プライベート) 記号を使用してプロパティとカスタム メソッドのアクセス レベルを識別します。

以下に例を示します。

  1. 既存の System object を開きます。

  2. MATLAB® ツールストリップの [System object] セクションで [検査] をクリックします。

  3. 開いたインスペクター ダイアログ ボックスで resetImpl メソッドをクリックします。

    Inspector contents

    MATLAB エディター ウィンドウのカーソルが resetImpl メソッドまで移動します。

    resetImpl method

インスペクターでは、レガシ基底クラス、レガシ属性をもつプロパティ、および冗長なメソッドに対して警告が表示されます。System object にレガシ コードが含まれる場合は、レガシ コードを置換または削除できる [更新] ボタンがインスペクターに表示されます。

Inspector dialog box contents with obsolete matlab.system.mixin.CustomIcon class

警告と [更新] ボタンは、MATLAB Online では利用できません。

[更新] をクリックするとインスペクターは次を実行します。

  • StringsetsLogicalPositiveInteger などのレガシ System object 属性を変換する

  • matlab.system.mixin.SampleTimematlab.system.mixin.Nondirectmatlab.system.mixin.Propagates などの旧式の System object mixin スーパークラスを削除する

  • processInputSizeChangeImpl(obj,u,...) などの旧式のオーサリング メソッドを削除する

  • 次の両方の条件を満たす場合は、isInputDataTypeMutableImplisInputSizeMutableImplisInputComplexityMutableImplisDiscreteStateSpecificationMutableImplisTunablePropertyDataTypeMutableImpl などの冗長なオーサリング メソッドを削除する:

    • System object が StrictDefaults を定義または継承している。

    • System object の親クラスがこれらのオーサリング メソッドを定義していない。

更新によって System object コードが変更される場合は、更新されたコードを以前のバージョンと比較できる画面が表示されます。

参考

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