Python での MATLAB エンジン ワークスペースの使用
この例では、Python® で変数を MATLAB® エンジン ワークスペースに追加する方法を説明します。
エンジンを起動すると、MATLAB のすべての変数のコレクションへのインターフェイスがエンジンから提供されます。workspace
という名前のこのコレクションは、エンジンに関連付けられる Python のディクショナリとして実装されます。MATLAB の各変数名は、workspace
ディクショナリにおけるキーになります。workspace
のキーは有効な MATLAB 識別子でなければなりません (たとえば、数字はキーとして使用できない)。変数は、Python のエンジン ワークスペースに追加してから、MATLAB 関数で使用することができます。
変数をエンジン ワークスペースに追加します。
import matlab.engine
eng = matlab.engine.start_matlab()
x = 4.0
eng.workspace['y'] = x
a = eng.eval('sqrt(y)')
print(a)
2.0
この例では、x
は Python 変数としてのみ存在します。値が y
というエンジン ワークスペースで新しいエントリに割り当てられて、MATLAB 変数を作成します。次に MATLAB で MATLAB 関数 eval
を呼び出して sqrt(y)
ステートメントを実行し、出力値 2.0 を Python に返します。
参考
matlab.engine.MatlabEngine
| matlab.engine.FutureResult