macOS システムにおけるランタイム ライブラリ パスの設定
実行時に環境変数 DYLD_LIBRARY_PATH
を設定して、API 共有ライブラリが置かれている場所をオペレーティング システムに対して指定します。値を
に設定します。matlabroot
/bin/maci64:matlabroot
/sys/os/maci64
使用するコマンドはシェルによって異なります。このコマンドは DYLD_LIBRARY_PATH
の既存の値を置き換えます。DYLD_LIBRARY_PATH
が既に定義されている場合は、既存の値の先頭に新しい値を付加します。
使用しているシステムに複数のバージョンの MATLAB® がインストールされている場合、エンジン アプリケーションのビルドに使用するバージョンは、システムの Path
環境変数リストの最初になければなりません。そうなっていない場合、MATLAB は「Can't start MATLAB engine
」を表示します。
MATLAB を実行するたびにパスを設定します。あるいは、コマンドを MATLAB スタートアップ スクリプトに配置します。
C シェル
次のコマンド形式を使用してライブラリ パスを設定します。
setenvDYLD_LIBRARY_PATH
matlabroot
/bin/maci64:matlabroot
/sys/os/maci64
たとえば、Mac システムの MATLAB R2015a では、次のようになります。
setenv DYLD_LIBRARY_PATH /Applications/MATLAB_R2015a.app/bin/maci64:/Applications/MATLAB_R2015a.app/sys/os/maci64
これらのコマンドを ~/.cshrc
などのスタートアップ スクリプトに入れることができます。
Bourne シェル
次のコマンド形式を使用してライブラリ パスを設定します。
DYLD_LIBRARY_PATH
=:
matlabroot
/bin/maci64:matlabroot
/sys/os/maci64DYLD_LIBRARY_PATH
exportDYLD_LIBRARY_PATH
たとえば、Mac システムの MATLAB R2015a では、次のようになります。
DYLD_LIBRARY_PATH=/Applications/MATLAB_R2015a.app/bin/maci64:/Applications/MATLAB_R2015a.app/sys/os/maci64:$DYLD_LIBRARY_PATH export DYLD_LIBRARY_PATH
これらのコマンドを ~/.profile
などのスタートアップ スクリプトに入れることができます。