System.Enum
引数の受け渡し
System.Enum
引数を用いた .NET メソッドの呼び出し
列挙型の例として System.DayOfWeek
を考えます。この入力型で .NET メソッドを呼び出す方法を確認するために、System.Globalization.DateTimeFormatInfo
クラスの GetAbbreviatedDayName
メソッドを使用します。以下のコードは “Thursday” の省略形を表示します。
% Create a DayOfWeek object thisDay = System.DayOfWeek.Thursday; dtformat = System.Globalization.DateTimeFormatInfo; % Display the abbreviated name of the specified day based on the % culture associated with the current DateTimeFormatInfo object. dtformat.GetAbbreviatedDayName(thisDay)
GetAbbreviatedDayName
メソッドの関数シグネチャを表示するには、以下を入力します。
methodsview('System.Globalization.DateTimeFormatInfo')
GetAbbreviatedDayName
のリストを検索します。
名前 | 戻り値の型 | 引数 |
---|---|---|
GetAbbreviatedDayName | System.String RetVal | ( System.Globalization. |
詳細については、Microsoft の Web サイトで DateTimeFormatInfo
を検索してください。
MATLAB
での System.Enum の使用
MATLAB® では、列挙型とは有限な名前付きインスタンスをもつクラスです。MATLAB 列挙クラスの機能と .NET に固有の一部の機能を使用して、.NET 列挙を扱うことができます。MATLAB で System.DayOfWeek
列挙型を使用するには、次のような方法があります。
列挙メンバーを表示します。以下に例を示します。
myDay = System.DateTime.Today; disp(myDay.DayOfWeek)
比較ステートメントで列挙型を使用します。以下に例を示します。
myDay = System.DateTime.Today; switch(myDay.DayOfWeek) case {System.DayOfWeek.Saturday,System.DayOfWeek.Sunday} disp("Weekend") otherwise disp("Work day") end
計算を実行します。たとえば、
DayOfWeek
の基となる型は、System.Int32
であり、整数演算の実行に使用できます。現在の週の最初の日の日付を表示するには、以下を入力します。myDay = System.DateTime.Today; dow = myDay.DayOfWeek; startDateOfWeek = AddDays(myDay,-double(dow)); ToShortDateString(startDateOfWeek)
ビット単位の演算を実行します。例については、.NET 列挙型のビット フラグの作成を参照してください。
詳細については、以下を参照してください。