Linux システムでの既定の gcc コンパイラの変更
MATLAB® は、Linux® プラットフォームでは各言語につき 1 つのコンパイラのみをサポートします。複数のコンパイラがインストールされている場合、既定のコンパイラが MATLAB でサポートされたコンパイラでない可能性があります。MATLAB でシステムの既定の gcc コンパイラを確認するには、次を入力します。
!which gcc
既定のコンパイラを変更するには、以下のオプションのいずれかを選択します。
システム変数
$PATH
を変更する。パスを変更すると、このコンパイラがシステム上にあるすべてのアプリケーションの既定の設定となります。変数
$PATH
を変更するには、MATLAB でサポートされるコンパイラを含むフォルダーをパスの先頭に追加します。使用すべき適切なコマンドについては、オペレーティング システムのドキュメンテーションを参照してください。mex
コマンドを実行する際に、MATLAB でサポートされるコンパイラを選択する。コンパイラを変更するには、大文字のGCC
に設定された変数varname
を使用します。たとえば、現在サポートされている gcc コンパイラが Version 6.3 であり、システム上の
/usr/bin/gcc-6.3
フォルダーにインストールされている場合、timestwo.c
をビルドするには以下を入力します。copyfile(fullfile(matlabroot,'extern','examples','refbook','timestwo.c'),'.','f') mex -v GCC='/usr/bin/gcc-6.3' timestwo.c
メモ
mex -setup
コマンドは Linux の既定のコンパイラを変更しません。