シリアル ポートの接続エラーの解決
問題
serialport
インターフェイスを使用してシリアル ポート デバイスに接続できない場合は、以下のトラブルシューティング手順に従ってください。
考えられる解決策
デバイスのステータスのチェック
指定したポートが使用中でないことを確認します。
同じポート番号を使用する
serialport
オブジェクトがワークスペースに既に存在していないかどうかを確認します。serialport
オブジェクトは各ポートに対して 1 つしか作成できせん。デバイスが MATLAB® 以外で使用中でないことを確認します。デバイスを他のすべてのデバイス、アプリケーション、プログラムから切断します。
PuTTY などのサードパーティのシリアル通信ソフトウェアを使用して、指定したポートに他のソフトウェアからアクセスできることを確認します。
デバイスの電源が入っており、コンピューターに接続されていることを確認します。
ポート名の確認
指定したポートの名前が正しいこと、およびそのポートにデバイスが接続されていることを確認します。
関数
serialportlist
を使用して、コンピューター上のアクセス可能なすべてのシリアル ポートのリストを返します。serialportlist("available")
を使用して、使用可能なシリアル ポートのみを含むリストを返します。リストに含まれるいずれかのポートをserialport
オブジェクトの作成に使用していることを確認します。コンピューターの設定で、シリアル ポートに接続されたデバイスが使用可能であることを確認します。各プラットフォームでこの情報を確認する方法の詳細については、プラットフォームのシリアル ポート情報を検索を参照してください。
サポートされているパラメーターの指定
指定したパラメーターがデバイスでサポートされていることを確認します。
入力引数として指定したボー レートがデバイスでサポートされていることを確認します。この情報については、デバイスのドキュメンテーションを参照してください。ボー レートはデバイスの構成と一致しなければなりません。
名前と値の引数を使用して他のパラメーターを指定している場合は、それらについてもデバイスでサポートされていることを確認します。名前と値の引数を使用して、
DataBits
、Parity
、StopBits
、FlowControl
、ByteOrder
、Timeout
の各プロパティを指定できます。
バーチャル シリアル ポートの接続についての追加のトラブルシューティング
それ自体がオペレーティング システムでシリアル ポートとして機能するデバイスがある場合は、それらをバーチャル USB シリアル ポートとして使用できます。そのようなデバイスの一例としては USB シリアル ドングルがあります。
バーチャル シリアル ポートを介してデバイスに接続している場合は、デバイス ドライバーが適切にインストールされていることを確認します。
Linux® を使用している場合は、バーチャル シリアル ポートに対する読み取りと書き込みの権限を必要に応じて有効にします。一部の Linux ディストリビューションでは、シリアル ポートに対する読み取りと書き込みの権限を付与するために、ユーザー アカウントを dialout グループのメンバーにする必要があります。