コマンド ライン スクリプトによる MATLAB ジョブ スケジューラの構成
MATLAB® ジョブ スケジューラは、グラフィカル インターフェイスまたはコマンド ラインを使用して起動できます。グラフィカル インターフェイスの使用方法については、MATLAB ジョブ スケジューラの構成を参照してください。グラフィカル インターフェイスである管理センターを使用するには、クラスターのすべてのノードに直接ネットワーク接続するコンピューター上で管理センターを実行しなければなりません。そのようなコンピューターで管理センターを実行できない場合は、コマンド ライン インターフェイスを使用しなければなりません。コマンド ライン インターフェイスの使用方法については、次の手順に従ってください。
メモ
MATLAB ジョブ スケジューラ クラスターを初めてセットアップする場合、テストおよび評価に適した基本構成については、MATLAB ジョブ スケジューラおよびネットワーク ライセンス マネージャー向けのインストールを参照してください。
以下の手順において、matlabroot はインストールされている MATLAB Parallel Server™ ソフトウェアの場所を示します。以下の説明でこの文字列が使用されていたら、パスをご使用の場所に置き換えてください。
古いインストールの mjs サービスの停止
クラスター ノード上で古いバージョンの MATLAB Parallel Server が実行されている場合、新しいインストールのサービスを開始する前に、その mjs サービスを停止する必要があります。
Windows 上の mjs の停止
管理者権限で Windows® コマンド ウィンドウを開きます。
コマンド ウィンドウで、制御スクリプトが含まれている古いインストール環境のフォルダーに移動します。
cd oldmatlabroot\toolbox\parallel\bin
次のコマンドを入力して、古いサービスを停止しアンインストールして、このサービスに関連付けられているファイルを削除します。
mjs uninstall -clean
R2019a より前のリリースでは、このサービスは
mdceと呼ばれています。代わりに、次のコマンドを入力します。cd oldmatlabroot\toolbox\distcomp\bin mdce uninstall -clean
メモ
-cleanフラグを使用すると、すべての既存のジョブ データが永久的に削除されます。このデータを削除する前に、今後そのデータを使用することがないことを確認してください。すべてのワーカー ノードでこの手順を繰り返します。
UNIX 上の mjs の停止
rootとしてログインします。rootとしてログインできない場合は、ファイルのoldmatlabroot/toolbox/parallel/bin/mjs_def.shCHECKPOINTBASE、LOGBASE、PIDBASE、および該当する場合はLOCKBASEパラメーターを変更し、書き込み権限のあるフォルダーを指す必要があります。R2019a より前のリリースで、このファイルはです。oldmatlabroot/toolbox/distcomp/bin/mdce_def.shそれぞれのクラスター ノードで、次のコマンドを入力して
mjsサービスを停止し、このサービスに関連付けられているファイルを削除します。cd oldmatlabroot/toolbox/parallel/bin ./mjs stop -clean
R2019a より前のリリースでは、このサービスは
mdceと呼ばれています。代わりに、次のコマンドを入力します。cd oldmatlabroot/toolbox/distcomp/bin ./mdce stop -clean
メモ
-cleanフラグを使用すると、すべての既存のジョブ データが永久的に削除されます。このデータを削除する前に、今後そのデータを使用することがないことを確認してください。
MATLAB ジョブ スケジューラのカスタマイズ
クラスター ノード上で mjs サービスを開始する前に、MATLAB ジョブ スケジューラの追加機能を組織の要件に合わせてカスタマイズできます。カスタマイズ可能な機能の詳細については、MATLAB ジョブ スケジューラのカスタマイズおよびクラスターのセキュリティと認証を参照してください。
mjs サービス、MATLAB ジョブ スケジューラおよびワーカーの起動 (Windows)
mjsサービスの開始すべてのノード (ヘッド ノードおよびワーカー ノード) 上に
mjsサービスをインストールしなければなりません。ヘッド ノードから始めます。管理者権限で Windows コマンド ウィンドウを開きます。
Windows コマンド ウィンドウで、制御スクリプトがあるフォルダーに移動します。
cd matlabroot\toolbox\parallel\bin
次のコマンドを入力して
mjsサービスをインストールします。mjs install
次のコマンドを入力して
mjsサービスを開始します。mjs start
すべてのワーカー ノードでこの手順を繰り返します。
項目 a ~ d の代わりに、1 台のマシンから次のように入力し、リモートで
mjsサービスをノードにインストールして開始することもできます。cd matlabroot\toolbox\parallel\bin ssh hostA mjs install ssh hostA mjs start
hostAは、リモート ホストを表します。sshユーティリティの詳細については、次のように入力して使用上の注意事項を参照してください。ssh
インストールの完了後、
mjsサービスはマシンが再起動するたびに実行を開始します。MATLAB ジョブ スケジューラやワーカー セッションが実行されているかどうかに関係なく、mjs サービスは明示的な停止またはアンインストールが行われるまで稼働し続けます。MATLAB ジョブ スケジューラの起動
MATLAB ジョブ スケジューラを起動するには、Windows コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。MATLAB Parallel Server のインストール環境にアクセスできる場合、MATLAB ジョブ スケジューラを実行するマシンで作業する必要はありません。
Windows コマンド プロンプトで、スタートアップ スクリプトがあるフォルダーに移動します。
cd matlabroot\toolbox\parallel\bin
名前
<MyMJS>に一意のテキストを指定して MATLAB ジョブ スケジューラを起動します。startjobmanager -name <MyMJS> -remotehost <MATLAB Job Scheduler host name> -v
目的のホスト上で MATLAB ジョブ スケジューラが実行されていることを確認します。
nodestatus -remotehost <MATLAB Job Scheduler host name>
メモ
MATLAB ジョブ スケジューラが実行されているホスト上で
startjobmanagerを実行している場合は、-remotehostフラグを指定する必要はありません。クラスター上に複数の MATLAB ジョブ スケジューラがある場合、それぞれの名前は一意でなければなりません。
ワーカーの起動
メモ
マシン上でワーカーを起動するには、そのマシン上で既に
mjsサービスが実行されていなければなりません。ネットワーク ライセンス マネージャーを使用している場合は、ネットワーク上で実行されていなければなりません。ワーカーとして使用するそれぞれのノードに対して、Windows コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。MATLAB Parallel Server のインストール環境にアクセスできる場合、MATLAB ワーカーを実行するマシンで作業する必要はありません。
スタートアップ スクリプトがあるフォルダーに移動します。
cd matlabroot\toolbox\parallel\bin
このワーカーを登録する MATLAB ジョブ スケジューラの名前を表す
<MyMJS>について、次のテキストを使用して各ノードでワーカーを起動します。このテキストは 1 行で入力します。startworker -jobmanagerhost <MATLAB Job Scheduler host name> -jobmanager <MyMJS> -remotehost <worker host name> -v同じマシンで複数のワーカー セッションを実行するには、
-numオプションを使用して、起動するワーカーの数を指定します。ワーカー名には'_1'、'_2'のように数字が付加されます。startworker ... -num <numWorkers>
ワーカーが実行されていることを確認します。
nodestatus -remotehost <worker host name>
すべてのワーカー ノードについて項目 b ~ c を繰り返します。
MATLAB Parallel Server は、最大 10,000 個のワーカーをもつ MATLAB ジョブ スケジューラ クラスターをサポートします。 (R2023b 以降)
mjs、MATLAB ジョブ スケジューラおよびワーカー プロセスの詳細 (シャットダウンおよびカスタマイズの方法) については、MATLAB ジョブ スケジューラの構成と管理を参照してください。
mjs サービス、MATLAB ジョブ スケジューラおよびワーカーの起動 (UNIX)
mjsサービスの開始各クラスター ノードで、次のコマンドを入力して
mjsサービスを開始します。cd matlabroot/toolbox/parallel/bin ./mjs start
また、1 台のマシンから次のように入力して、ノードで
mjsサービスをリモートで起動することもできます。cd matlabroot/toolbox/parallel/bin ssh hostA matlabroot/toolbox/parallel/bin/mjs start ssh hostB matlabroot/toolbox/parallel/bin/mjs start ssh hostC matlabroot/toolbox/parallel/bin/mjs start
hostA、hostB、およびhostCは、リモート ホスト名を表します。ホスト名のリストが長い場合は、1 台のマシンから次のように入力して、複数のノードでmjsサービスをリモートで起動することもできます。for host in hostA hostB hostC; do ssh $host matlabroot/toolbox/parallel/bin/mjs start; done
sshユーティリティの詳細については、次のように入力して使用上の注意事項を参照してください。ssh
また、次のように入力してシステム リファレンス マニュアルにアクセスすることもできます。
man ssh
MATLAB ジョブ スケジューラの起動
MATLAB ジョブ スケジューラを起動するには、次のコマンドを入力します。MATLAB Parallel Server のインストール環境にアクセスできる場合、MATLAB ジョブ スケジューラを実行するマシンで作業する必要はありません。
スタートアップ スクリプトがあるフォルダーに移動します。
cd matlabroot/toolbox/parallel/bin
名前
<MyMJS>に一意のテキストを指定して MATLAB ジョブ スケジューラを起動します。このテキストは 1 行で入力します。./startjobmanager -name <MyMJS> -remotehost <MATLAB Job Scheduler host name> -v
MATLAB ジョブ スケジューラが目的のホスト上で実行されていることを確認します。
./nodestatus -remotehost <MATLAB Job Scheduler host name>
メモ
クラスター上に複数の MATLAB ジョブ スケジューラがある場合、それぞれの名前は一意でなければなりません。
ワーカーの起動
メモ
マシン上でワーカーを起動するには、そのマシン上で既に
mjsサービスが実行されていなければなりません。ネットワーク ライセンス マネージャーを使用している場合は、ネットワーク上で実行されていなければなりません。MATLAB ワーカーをホスティングするコンピューターごとに、次のコマンドを入力します。MATLAB Parallel Server のインストール環境にアクセスできる場合、MATLAB ワーカーを実行するマシンで作業する必要はありません。
スタートアップ スクリプトがあるフォルダーに移動します。
cd matlabroot/toolbox/parallel/bin
このワーカーを登録する MATLAB ジョブ スケジューラの名前を表す
<MyMJS>について、次のテキストを使用して各ノードでワーカーを起動します。このテキストは 1 行で入力します。./startworker -jobmanagerhost <MATLAB Job Scheduler host name> -jobmanager <MyMJS> -remotehost <worker host name> -v
同じマシンで複数のワーカー セッションを実行するには、
-numオプションを使用して、起動するワーカーの数を指定します。ワーカー名には'_1'、'_2'のように数字が付加されます。./startworker ... -num <numWorkers>
ワーカーが実行されていることを確認します。ワーカー ノードごとに次のコマンドを実行します。
./nodestatus -remotehost <worker host name>
MATLAB Parallel Server は、最大 10,000 個のワーカーをもつ MATLAB ジョブ スケジューラ クラスターをサポートします。 (R2023b 以降)
mjs、MATLAB ジョブ スケジューラおよびワーカー プロセスの詳細 (シャットダウンおよびカスタマイズの方法) については、MATLAB ジョブ スケジューラの構成と管理を参照してください。
MATLAB ジョブ スケジューラを含むインストール環境の検証
MATLAB Parallel Server 製品のインストールおよび構成が正しく行われたことを確認するには、クラスター プロファイルを作成して検証します。詳細については、MATLAB Parallel Server クラスターへの MATLAB クライアントの接続を参照してください。プロファイルの検証時にクラスター全体を占有しないように、使用するワーカー数を指定できます。検証をパスしなかった場合は、MathWorks インストール サポート チームに問い合わせるか、一般的な問題のトラブルシューティングを参照してください。
クラスター プロファイルの作成後に、アプリケーションに適した任意の変更を加えることができます (NumWorkersRange、AttachedFiles、AdditionalPaths など)。他のユーザー用にプロファイルを保存するには、クラスター プロファイル マネージャーでプロファイルを選択し、[エクスポート] をクリックしてから、便利な場所のファイルにプロファイルを保存します。後で、クラスター プロファイル マネージャーの実行中に、他のユーザーは [インポート] をクリックしてこのプロファイルをインポートできます。クラスター プロファイルの詳細については、クラスターの検出とクラスター プロファイルの使用 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。