バーチャル マシンへのライセンス マネージャーのインストール
Amazon® Web Services (AWS) または Azure® で使用するために、参照アーキテクチャを使用してバーチャル マシンにネットワーク ライセンス マネージャーをインストールします。
この手順は、ライセンス マネージャーの設定と MATLAB® を実行するマシンの設定の 2 つの手順で構成されます。
手順 1. ライセンス マネージャーの設定
セキュリティ グループを追加または変更して、ライセンス マネージャーのポートを受信用に開かなければなりません。
AWS の場合、ライセンス マネージャーは MATLAB と同じ Virtual Private Cloud (VPC) になければなりません。Azure の場合、ライセンス マネージャーは同じ Virtual Network (VNET) になければなりません。
静的 MAC アドレスを取得します。
ライセンス マネージャーをクラウドでホストするには、静的アドレスが必要です。
Azure: バーチャル ネットワークを作成すると、バーチャル ネットワークの MAC アドレスは、バーチャル マシンの割り当てが解除された状態でも保持されます。Azure Virtual Network についてよく寄せられる質問 (FAQ) を参照してください。
AWS: 静的 MAC アドレス属性がある Elastic Network Interface (ENI) を使用します。Elastic Network Interface を参照してください。
クラウド リソースを削除すると、静的 MAC アドレスも削除されます。MathWorks ライセンス センターでの静的 MAC アドレスの変更は、年 4 回までに制限されています。
ライセンスのアクティベーションを停止してから再度アクティベーションを実行します。
ライセンスのアクティベーションを停止します。このライセンスのアクティベーションを以前に実行済みの場合、最初にライセンスのアクティベーションを停止しなければなりません。それ以外の場合、この手順はスキップできます。
ライセンス センターにアクセスし、アクティベーションを停止するライセンスをクリックします。
[インストールとアクティベーション] タブに移動します。
[アクティベーション ラベル] をクリックします。
[アクティベーション停止] をクリックします。
静的 MAC アドレスを使用してライセンスのアクティベーションを行います。
アクティベーションを実行するライセンスをクリックします。
[インストールとアクティベーション] タブに移動します。
[アクティベーションを実行してライセンス ファイルを取得] をクリックします。
[ホスト ID] で、静的 MAC アドレスを入力します。
すべてのフィールドに入力したら、[続行] をクリックします。
アクティベーションで提供されたライセンス ファイルをサーバー マシンの
$MATLAB/licenses
フォルダーにダウンロードします。$MATLAB
は MATLAB のルートです。ライセンス サーバーへのライセンス マネージャーのインストールの手順に従って、ネットワーク ライセンス マネージャーをインストールします。ライセンス サーバーの代わりにバーチャル マシンを使用します。
ネットワーク ライセンス マネージャーの起動を参照してください。
手順 2. MATLAB を実行するバーチャル マシンの設定
以下の手順では、バーチャル マシンに MATLAB が既にインストールされていることを前提としています。
オンライン ライセンスを無効にします。
クライアント マシンで
license_info.xml
を探し、別の名前に変更します。ライセンス ファイルは、通常は$MATLAB/licenses
にあります。$MATLAB
は MATLAB のルートです。サーバーを指すライセンス ファイルを作成します。
サーバーでネットワーク ライセンス ファイル (
license.dat
) を開きます。SERVER
行を新しいテキスト ファイルにコピーします。その下に
USE_SERVER
を追加します。ファイルは次のようになります。SERVER Server1 0123abcd0123 12345 USE_SERVER
新しいテキスト ファイルを
network.lic
という名前で$MATLAB/licenses
フォルダーに保存します。$MATLAB
は MATLAB のルートです。
MATLAB を実行して、ライセンスがサーバーを正しく指していることを確認します。
この手順はこれで完了です。その他のサポートが必要な場合は、サポートにお問い合わせください。