gabor
ガボール フィルターまたはガボール フィルター バンクの作成
説明
gabor
オブジェクトは、特定の波長と方向をもつテクスチャに対する感度が高い線形ガボール フィルターを表します。
関数 gabor
を使用することで、単一のガボール フィルターまたはガボール "フィルター バンク" を作成できます。フィルター バンクとは、複数の波長、方向、およびその他のオプション パラメーターの組み合わせを表す一連のフィルターのことです。たとえば、2 つの波長と 3 つの方向を指定した場合、ガボール フィルター バンクは、波長と方向の各組み合わせに対応した 6 つのフィルターで構成されます。
ガボール フィルターまたはガボール フィルター バンクをイメージに適用するには、関数 imgaborfilt
を使用します。
作成
説明
は、ガボール フィルターを作成し、Wavelength プロパティと Orientation プロパティにフィルターの波長と方向を設定します。g
= gabor(Wavelength
,Orientation
)
Wavelength
または Orientation
をベクトルとして指定すると、関数 gabor
は gabor
オブジェクトの配列を作成します。これには、Wavelength
と Orientation
の一意の組み合わせがすべて含まれています。
は、名前と値のペアも使用して、SpatialFrequencyBandwidth プロパティと SpatialAspectRatio プロパティのいずれかまたは両方を設定します。複数の名前と値のペアを指定できます。各プロパティ名を引用符で囲みます。g
= gabor(wavelength
,orientation
,Name,Value
)
SpatialFrequencyBandwidth
または SpatialAspectRatio
をベクトルとして指定すると、関数 gabor
は gabor
オブジェクトの配列を作成します。これは、入力引数の値のすべての組み合わせを表します。
例: gabor(wavelength,orientation,'SpatialFrequencyBandwidth',2)
は、2 オクターブの空間周波数帯域幅をもつガボール フィルターを作成します。
プロパティ
例
参照
[1]
バージョン履歴
R2015b で導入