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関心領域 (ROI) のフィルター処理とは、イメージ内の、バイナリ マスクで定義された領域にフィルターを適用する処理です。たとえば、強度調整フィルターをイメージの特定の領域に適用できます。
イメージ内の ROI をフィルター処理するには、関数 roifilt2
を使用します。roifilt2
を呼び出す際に指定する項目は次のとおりです。
フィルター処理する入力グレースケール イメージ
ROI を定義するバイナリ マスク イメージ
フィルター (2 次元フィルターまたは関数)
roifilt2
は、入力イメージをフィルター処理し、バイナリ マスクが 1 の部分のピクセルに対してはフィルター処理された値で構成されるイメージを返し、バイナリ マスクが 0 の部分のピクセルに対してはフィルター処理されていない値で構成されるイメージを返します。この種の演算を、"マスクしたフィルター処理" といいます。
roifilt2
は、元のイメージがあったとおりの範囲にデータを出力する演算に適しています。なぜなら、出力イメージはそのデータの一部を、入力イメージから直接利用するからです。フィルター処理操作により、イメージ データがデータ型がもつ範囲を超えることもあります (たとえば、double
クラスに対しては [0,1]
で、uint8
クラスに対しては [0,255]
で、uint16
クラスに対しては [0,65535]
です)。詳細は、roifilt2
のリファレンス ページを参照してください。