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表示されたイメージの x 座標と y 座標の範囲のシフト

この例では、表示されたイメージの XData および YData のプロパティを変更して、既定以外のワールド座標系を指定する方法を示します。

イメージを読み取ります。

I = imread("peppers.png");

固有座標系を使用して ax 内のイメージのプロパティを返して、イメージを表示します。軸をオンにして座標系を表示します。

figure
ax = imshow(I);
title("Image Displayed with Intrinsic Coordinates")
axis on

axXData プロパティと YData プロパティに格納されている x 座標と y 座標の範囲を確認します。この範囲はイメージの次元と一致します。

xrange = ax.XData
xrange = 1×2

     1   512

yrange = ax.YData
yrange = 1×2

     1   384

x 座標と y 座標の範囲を変更します。この例では、x 座標に 100 を加算してイメージを右にシフトし、y 座標から 25 を減算してイメージを上にシフトします。

xrangeNew = xrange + 100;
yrangeNew = yrange - 25;

シフトした空間座標を指定して、イメージを表示します。

figure
axNew = imshow(I,"XData",xrangeNew,"YData",yrangeNew);
title("Image Displayed with Nondefault Coordinates");
axis on

新しいイメージの x 座標と y 座標の範囲が、xrangeNew および yrangeNew で指定されたシフト後の範囲と一致することを確認します。

axNew.XData
ans = 1×2

   101   612

axNew.YData
ans = 1×2

   -24   359

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