出力端子のデータ型の設定
さまざまな端子のデータ型、ランタイム パラメーター、または DWork を S-Function で設定する場合があります。
たとえば、S-Function の出力端子のデータ型を設定するとします。これを行うには、以下の手順に従います。
表データ型の登録関数にリストされているいずれかの関数を使用して、データ型を登録します。データ型 ID が返されます。
または、Simulink® 組み込みデータ型のいずれかの事前定義されたデータ型 ID を使用できます。
手順 1 のデータ型 ID で関数
ssSetOutputPortDataType
を使用して、出力端子を目的のデータ型に設定します。
以下の sfun_user_fxp_const.c
の 354 ~ 370 行目の例では、データ型を登録するために、ssRegisterDataTypeFxpBinaryPoint
が使用されています。次に、ssSetOutputPortDataType
は、出力データ型を与えられたデータ型 ID か、または動的に入力されるように設定します。
/* Register data type */ if ( notSizesOnlyCall ) { DTypeId DataTypeId = ssRegisterDataTypeFxpBinaryPoint( S, V_ISSIGNED, V_WORDLENGTH, V_FRACTIONLENGTH, 1 /* true means obey data type override setting for this subsystem */ ); ssSetOutputPortDataType( S, 0, DataTypeId ); } else { ssSetOutputPortDataType( S, 0, DYNAMICALLY_TYPED ); }