bitsrl

ビットを右に論理シフト

構文

c = bitsrl(a, k)

説明

c = bitsrl(a, k) は、固定小数点演算の場合、入力 a に対する k ビットの論理右シフト演算の結果を返します。bitsrl は右にシフトされたビットの位置にゼロをシフトします。オーバーフローまたはアンダーフローはチェックされません。

bitsrl では、RoundingMode および OverflowAction などの fimath プロパティは無視されます。

a が fi オブジェクトである場合、a および c は、関連付けられた同じ fimath および numerictype オブジェクトをもちます。

例

符号付き fi 入力の右シフト

符号付き fi 入力を 1 ビット右にシフトします。

値が -8、語長が 4、小数部の長さが 0 の符号付き固定小数点 fi オブジェクトを作成し、2 進数値を表示します。

a = fi(-8,1,4,0);
disp(bin(a))

1000

a を 1 ビット右にシフトし、2 進数値を表示します。

disp(bin(bitsrl(a,1)))

0100

bitsrl は、右にシフトされたビットの位置に 0 をシフトします。

fi シフト値を使用した右シフト

fi シフト値を使用した組み込みの int8 入力の右シフト。

k = fi(2);
a = int8(64);
bitsrl(a,k)

ans = int8
    16

組み込みの int8 入力の右シフト

bitsrl を使用して uint8 入力を 2 ビット右にシフトします。

a = uint8(64);
bitsrl(a,2)

ans = uint8
    16

入力引数

a — シフトさせるデータ

スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列

シフトさせるデータ。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定されます。

データ型: fi | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

複素数のサポート: あり

k — シフトするビット数

非負、整数値のスカラー

シフトするビット数。非負の整数値スカラーとして指定されます。

データ型: fi|single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

拡張機能

C/C++ コード生成

MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

使用に関するメモと制限:

• 生成されたコードでは、範囲外のシフトの処理が行われない可能性があります。

GPU コード生成

GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。

使用に関するメモと制限:

• 生成されたコードでは、範囲外のシフトの処理が行われない可能性があります。

HDL コード生成

HDL Coder™ を使用して FPGA 設計および ASIC 設計のための VHDL、Verilog および SystemVerilog のコードを生成します。

srl 演算子を VHDL^® で生成します。

>> 演算子を Verilog^® で生成します。

バージョン履歴

R2007b で導入

参考

bitconcat | bitrol | bitror | bitshift | bitsliceget | bitsll | bitsra | pow2