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外部ヘッダー ファイルからのカスタム データ型定義のインポート

既定では、コード ジェネレーターは生成されたコードで事前定義済みのデータ型を使用します。外部ヘッダー ファイルからカスタム型定義をインポートすることで、カスタマイズされたデータ型名を使用できます。その後、生成された C/C++ コードで独自の型定義を使用できます。既存のレガシ コードがある場合は、生成された C/C++ コードでそのコードを統合できます。MATLAB® Coder™ アプリまたはコマンド ライン インターフェイスを使用してヘッダー ファイルをインポートできます。

MATLAB Coder アプリを使用したカスタムの型のインポート

外部ヘッダー ファイルからカスタムの型をインポートするには、次のようにします。

  1. MATLAB Coder アプリを開き、[設定] をクリックします。

  2. [コード外観] タブで、[カスタム データ型置換を有効化] を選択します。

  3. [カスタム データ型置換を有効化] テーブルで、データ型のカスタム名を指定します。

  4. [外部ヘッダー ファイルからカスタムの型をインポート] チェック ボックスをオンにします。

  5. [ヘッダー ファイル] テキスト フィールドに、string 配列または文字ベクトルの cell 配列を使用して外部ヘッダー ファイル名を追加します。たとえば、["myHeader1.h","myHeader2.h","myHeader3.h"]{'myHeader1.h','myHeader2.h','myHeader3.h'} などです。

コマンド ライン インターフェイスを使用したカスタムの型のインポート

codegen を使用してコードを生成する場合は、coder.EmbeddedCodeConfig オブジェクトで ReplacementTypes.IsExtern プロパティと ReplacementTypes.HeaderFiles プロパティを使用します。

  1. スタティック ライブラリ生成用のコード構成オブジェクトを作成します。

    cfg = coder.config('lib','ecoder',true);

  2. データ型のカスタム名を指定します。たとえば、コードで doubleCustom_Double という名前にし、int8Custom_Int8 という名前にします。

    cfg.EnableCustomReplacementTypes = true;
    cfg.ReplacementTypes.double = "Custom_Double";
    cfg.ReplacementTypes.int8 = "Custom_Int8";
    

  3. 外部ヘッダー ファイルをインポートするための構成プロパティを指定します。

    % Include single header file
    
    cfg.ReplacementTypes.IsExtern = true;
    cfg.ReplacementTypes.HeaderFiles = "myHeader.h";
    cfg.CustomInclude = 'C:\myFiles'; % Include path of the header file
    
    % Include multiple header files
    
    cfg.ReplacementTypes.IsExtern = true;
    cfg.ReplacementTypes.HeaderFiles = ["myHeader1.h","myHeader2.h","myHeader3.h"]
    cfg.CustomInclude = '"C:\Program Files\MATLAB\myFiles"'; % Include path of the header files
    

    CustomInclude の詳細については、ビルドの構成を参照してください。

  4. codegen-config オプションを使用してコードを生成します。

    codegen myAdd.m -args {1,int8(1)} -config cfg -report
    

参考

関数

オブジェクト

トピック