生成されたコードの MISRA C 標準準拠の評価

Simulink^® および Stateflow^® から Embedded Coder^® によって生成された C コードが MISRA C:2012 コーディング標準に準拠しているかをチェックするのは重要です。このワークフローでは、生成されたコードが MISRA C:2012 ガイドラインに準拠しているかを評価するプロセスを示します。

1. Simulink または Stateflow でモデルを設計します。

2. モデル アドバイザーを開き、MISRA C:2012 チェック (Simulink Check)を実行します。このチェックは、[タスク別] 、 [MISRA C:2012 のモデリング標準] から利用可能です。

3. 必要に応じて、MISRA C 標準への準拠を検証するためのモデリング ガイドラインとモデル アドバイザー チェックに準拠するようにモデルを変更します。

4. MISRA C:2012 チェックに合格したら、Embedded Coder を使用してコードを生成します。

   名前の競合、複数の関数定義、および複数のデータ定義が生じないようにするために、次のいずれかのコード生成手法を使用します。

   • 単一モデル: Model ブロックを使用して、サブモデルを含む単一のモデルからコードを生成します。

   • 複数のモデル: 次のように複数のモデルからコードを生成します。

     • 関数を同期するための共有ユーティリティ フォルダー

     • データ定義を制御するためのデータ所有権

     • さまざまなモデルから生成されたコードを管理するための手動統合

5. MISRA C:2012 命令およびルール (Polyspace Bug Finder)のチェッカーを実行します。

   解析オプションや結果など、生成されたコードで Polyspace^® 解析を実行する方法の詳細については、Simulink での Bug Finder 解析 (Polyspace Bug Finder)を参照してください。

6. Polyspace の注釈 (Polyspace Bug Finder)を使用して、MISRA C:2012 コーディング規約の違反を正当化します。