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setTargetProvidesMain

コード ジェネレーターが提供する (生成されたまたは静的な) main.c ソース ファイルの、ビルド時のインクルードの無効化

説明

setTargetProvidesMain(buildinfo,providesmain) は、コード ジェネレーターからのサンプルの main.c ソース ファイルのインクルードを無効にします。

コード ジェネレーターからのサンプルの main.c ファイルをカスタムの main.c ファイルに置き換えるには、以下のようにします。

  1. ファイル ert_make_rtw_hook.m または grt_make_rtw_hook.m 内の 'after_tlc' 段階で関数 setTargetProvidesMain を呼び出します。

  2. [システム ターゲット ファイル] モデル コンフィギュレーション パラメーターが ERT ベースの場合は、[メイン プログラム例の生成] チェック ボックスをオフにします。

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関数 setTargetProvidesMain を適用するために以下を行います。

buildInfo を関数呼び出しの引数に追加します。

function ert_make_rtw_hook(hookMethod,Name,rtwroot, ...
   templateMakefile,buildOpts,buildArgs,buildInfo)

関数 setTargetProvidesMain'after_tlc' 段階に追加します。

case 'after_tlc'
 % Called just after to invoking TLC Compiler (actual code generation.)
 % Valid arguments at this stage are hookMethod, Name, and
 % buildArgs, buildInfo
 %
 setTargetProvidesMain(buildInfo,true);

[コンフィギュレーション パラメーター][コード生成][カスタム コード][ソース ファイル] フィールドを使用してカスタムの main.c をプロジェクトに追加します。ターゲットが main.c を提供すると指定した場合、エラーなくビルドするために、プロジェクトにはこのファイルが必要になります。

addUserHook メソッドを使用したビルド プロセスのカスタマイズも参照してください。

入力引数

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生成されたコードのコンパイルとリンクに関する情報を格納する RTW.BuildInfo オブジェクト。

引数 providesmain は、(生成されたまたは静的な) main.c ソース ファイルをコード ジェネレーターが含めるかどうかを指定します。

  • false — コード ジェネレーターはサンプルの main.obj オブジェクト ファイルを含めます。

  • true — ターゲットが main.c ソース ファイルを提供します。

バージョン履歴

R2015a で導入