rtw_precompile_libs
モデルをビルドせずにモデル ライブラリをビルドする
説明
rtw_precompile_libs(
は model
,build_spec
)
に従って build_spec
内のライブラリをビルドしてプリコンパイルされたフォルダーに配置します。この関数を使用して新しいまたは更新された S-Function ライブラリ (MEX ファイル) をプリコンパイルすることで、モデルのビルド時間全体を削減できます。model
テンプレート makefile アプローチを使用するモデル ビルドは、この関数をサポートしています。ツールチェーン アプローチを使用するモデル ビルドは、この関数をサポートしていません。
例
モデルのライブラリのプリコンパイル
をビルドせずに my_model
内のライブラリをビルドします。my_model
% Specify the library suffix if isunix suffix = '_std.a'; elseif ismac suffix = '_std.a'; else suffix = '_vcx64.lib'; end open_system(my_model); set_param(my_model, 'TargetLibSuffix',suffix); % Set the precompiled library folder set_param(my_model, 'TargetPreCompLibLocation',fullfile(pwd,'lib')); % Define a build specification that specifies % the location of the files to compile. my_build_spec = []; my_build_spec.rtwmakecfgDirs = {fullfile(pwd,'src')}; % Build the libraries in 'my_model' rtw_precompile_libs(my_model,my_build_spec);
入力引数
model
— ライブラリをビルドするモデル オブジェクトまたは名前
object
| 'modelName
'
object
modelName
'ビルドするライブラリを含んでいるモデルの名前。
build_spec
— ビルド仕様を提供するフィールド値をもつ構造体
struct
ビルド仕様を定義するフィールドを持つ構造体。rtwmakecfgDirs
以外のフィールドは任意です。
名前と値の引数
例: build_spec.rtwmakecfgDirs = {fullfile(pwd, 'src')};
build_spec
の構造体フィールドの値を指定します。
rtwmakecfgDirs
— プリコンパイルするライブラリの rtwmakecfg
ファイルを含むフォルダーへの完全修飾パス
パスの配列
関数 rtwmakecfg
が返す makeInfo.library
の Name
要素と Location
要素を使用してプリコンパイルされたライブラリの名前と場所を指定します。TargetPreCompLibLocation
パラメーターを使用してライブラリ フォルダーを指定すると makeInfo.library.Location
設定がオーバーライドされます。
指定したモデルには rtwmakecfg
ファイルで指定される、プリコンパイルされたライブラリを使用する S-Function ブロックが含まれていなければなりません。ビルド アプローチによって生成される makefile には、変換にライブラリが必要な場合にのみライブラリの規則が含まれます。
例: build_spec.rtwmakecfgDirs = {fullfile(pwd, 'src')};
libSuffix
— 各ライブラリの名前に追加する、ファイル タイプ拡張子を含む接尾辞 (_std.a
や _vcx64.lib
など)
文字ベクトル
接尾辞にはピリオド (.) を含めなければなりません。接尾辞の設定にはこのフィールドまたは TargetLibSuffix
パラメーターのいずれかを使用してください。両方の方法で接尾辞を指定した場合はこのフィールドの設定内容が TargetLibSuffix
の設定によってオーバーライドされます。
例: build_spec.libSuffix = '_vcx64.lib';
intOnlyBuild
— ライブラリ最適化を選択
'false'
(既定値) | 'true'
true
に設定した場合、関数はライブラリを最適化して整数コードからしかコンパイルされないようにします。ERT ベースのターゲットの場合にのみ適用されます。
例: build_spec.intOnlyBuild = 'false';
makeOpts
— rtwMake
のオプションを指定
文字ベクトル
rtwMake
コマンド ラインに含めるオプションを指定します。
例: build_spec.makeOpts = '';
addLibs
— ビルドするライブラリを指定
構造体の cell 配列
この構造体の cell 配列は、関数 rtwmakecfg
が指定しない、ビルドするライブラリを指定します。文字配列である 2 つのフィールドを使用して各構造体を定義します。
libName
— 接尾辞のないライブラリ名libLoc
- プリコンパイルされたライブラリの場所
テンプレート makefile ビルド アプローチを使用して、その他のライブラリとそれらのビルド方法を指定できます。ライブラリをプリコンパイルしなければならない場合はこのフィールドを使用してください。
例: build_spec.addLibs = 'libs_list';
バージョン履歴
R2009b で導入
MATLAB コマンド
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