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addDefines

プリプロセッサ マクロ定義をビルド情報に追加

説明

addDefines(buildinfo,macrodefs,groups) は、ビルド情報に追加するプリプロセッサ マクロ定義を指定します。

関数は、引数 buildinfo および macrodefs を必要とします。オプション引数 groups を使用するとオプションをグループ化できます。

コード ジェネレーターは定義をビルド情報オブジェクトに保存します。関数は指定された順序に基づいて定義をオブジェクトに追加します。

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マクロ定義 -DPRODUCTION をビルド情報 myBuildInfo に追加し、グループ OPTS に定義を配置します。

myBuildInfo = RTW.BuildInfo;
addDefines(myBuildInfo,'-DPRODUCTION','OPTS');

MYVAL をもつマクロ定義 MYDEF を追加します。

addDefines(myBuildInfo,'-MYDEF=MYVAL','OPTS');

空の値をもつマクロ定義 MYDEF を追加します。

addDefines(myBuildInfo,'-MYDEF=','OPTS');

未定義の値をもつマクロ定義 MYDEF を追加します。

addDefines(myBuildInfo,'-MYDEF','OPTS');

マクロ定義 -DPROTO-DDEBUG をビルド情報 myBuildInfo に追加し、グループ OPT_OPTS に定義を配置します。

myBuildInfo = RTW.BuildInfo;
addDefines(myBuildInfo, ...
  '-DPROTO -DDEBUG','OPT_OPTS');

makefile 以外のビルド環境でマクロ定義 -DPROTO-DDEBUG および -DPRODUCTION をビルド情報 myBuildInfo に追加します。定義 -DPROTO-DDEBUG をグループ Debug に配置し、定義 -DPRODUCTION をグループ Release に配置します。

myBuildInfo = RTW.BuildInfo;
addDefines(myBuildInfo, ...
  {'-DPROTO -DDEBUG' '-DPRODUCTION'}, ...
  {'Debug' 'Release'});

入力引数

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オブジェクトには、生成されたコードのコンパイルとリンクに関する情報が格納されます。

macrodefs 引数は、文字ベクトル、文字ベクトルの配列、または string として指定できます。macrodefs 引数は、単一の文字ベクトルに含まれる複数の定義として指定できます (例: '-DRT -DDEBUG')。macrodefs 引数を複数の文字ベクトルとして指定した場合 (例: '-DPROTO -DDEBUG' および '-DPRODUCTION')、macrodefs 引数は文字ベクトルの配列としてビルド情報に追加されます。

例: {'-DPROTO -DDEBUG' '-DPRODUCTION'}

groups 引数は、文字ベクトル、文字ベクトルの配列、または string として指定できます。複数の groups を指定した場合 (例: 'Debug' 'Release')、関数は groupsmacrodefs に出現順で関連付けます。たとえば、macrodefs 引数 {'-DPROTO -DDEBUG' '-DPRODUCTION'} は、2 つの要素をもつ文字ベクトルの配列です。1 番目の要素は 'Debug' グループに含まれ、2 番目の要素は 'Release' グループに含まれます。

メモ

テンプレート makefile ベースのビルド プロセスでは、makefile の生成時に 'OPTS''OPT_OPTS''OPTIMIZATION_FLAGS''Custom' の各グループでマクロ定義のみを考慮します。

ビルド プロセスで他のグループの定義を考慮するには、テンプレート makefile にトークン |>DEFINES_OTHER<| が含まれていなければなりません。

例: {'Debug' 'Release'}

バージョン履歴

R2006a で導入